ペロシ下院議長の訪台可能性に対して自滅行為だと豪語していた習近平は、その発言ゆえにメンツはつぶされたが、しかし複数の報復措置を準備し、結果的に台湾領空領海にジリジリとにじり寄る戦術を実行している。
◆多くの政府機関が発した抗議文
寸前まで訪台を明らかにしなかったアメリカのペロシ下院議長は、結局のところ8月2日夜10時43分に台北の松山空港に着いた。
すると中国の外交部、全人代常務委員会、中共……
6月27日にコラム<許せない習近平の歴史改ざん_もう一つのジェノサイド「チャーズ」>を書いたところ、中国の古い友人や知人から連絡が殺到し、注意喚起を受けた。中国のネットで遠藤批判が広がっているという。
◆『もう一つのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』に関するコラム
6月27日、コラム<許せない習近平の歴史改ざん_もう一つのジェノサイド「チャーズ」>を書いた。リンク先をご覧いただければお分か……
習近平三期目を否定する根拠として頻出しているのが5月25日に李克強が主催した10万人参加の国務院オンライン会議で、これを反習近平会議とし、国防部長が参加したのは軍が習近平から離れているという論理だ。
あまりに奇想天外で中国政治のイロハを知らな過ぎ、このような論理が流布するのは日本人のために適切ではないと思われるので、そのまちがいを指摘し、正確な情報を提供したい。
◆5月25日の国務院会議におけ……
トランプ前大統領が、ペロシ下院議長がすでにアメリカを発ったアジア歴訪の中に台湾を入れるかもしれないことに対し、酷評を公表すると、中国のネットは大騒ぎになった。回答は目前に迫っているが、どうなるのか?
◆「トランプがペロシ訪台可能性を酷評」と、中国ネットは大賑わい
7月30日朝早くから、筆者のスマホに大量の中国式ツイートのweibo(微博、ウェイボー)が入ってきて、「トランプ前大統領がペロシ下院……
7月28日夜、習近平・バイデンの電話会談があったが、米中の勝敗と今後の世界のゆくえはペロシ下院議長が訪台するか否かで決まる。中国があれだけ抗議した中で行われたからだ。
◆ペロシ下院議長の訪台に対する中国側の尋常ではない抗議
ペロシ米下院議長が台湾を訪問する予定があると最初に報じたのはイギリスのフィナンシャル・タイムズで、7月18日のことだった。すると翌19日の定例記者会見で中国外交部の趙立堅報……
統一教会は「政治と宗教は一つにならなければならない」と主張しているようだが、日本では自民党に食い込むことはあっても政党結成にまでは至っていない。しかし台湾では既に政党を結成。取材したところ、「日本には公明党があるではないか」と反論された。
◆統一教会の台湾における布教活動
香港メディアの一つである「超越新聞網」は7月13日、<安倍刺殺は、恐るべき韓国の邪教を表面化させた!>というタイトルで、日……
習近平は2022年内に中国独自の宇宙ステーション稼働を宣言したが、それが現実に近づいた。国際宇宙ステーションから中国を締め出したのはアメリカだが、ロシアの脱退宣言を受け、ウクライナ戦争が中国の宇宙覇権を確実にしようとしている。
◆宇宙ステーションに連結する「問天」を打ち上げ、中核施設「天和」とドッキング
7月24日、25日、中国は<神舟14号宇宙飛行士の乗組員は、順調に実験モジュール問天に乗り……
中国大陸ミサイル砲撃を想定した避難訓練をしている台湾の民進党政権下で、日本敗戦後の国共内戦で起きた長春の惨劇「チャーズ」を位置付けるのは難しい。正史を伝えられるのは日本だけかもしれない。
◆中国軍の侵攻想定し、台湾で大規模軍事演習
7月25日、台湾の中央通信社のウェブサイトの一つ「フォーカス台湾」は、<台湾、大規模実動演習始まる 中国軍の侵攻想定>というタイトルで台湾における軍事演習の模様を報……
1980年代から2000年前後にかけて咲き乱れた種々の宗教や気功などを中国は全て「邪教」として排斥し、それが基本法第23条改正に多大な影響を与えて、今日の香港の国安法制定につながっていく。
◆改革開放により失われた国家による生涯保障が生んだ雑多な宗教や気功運動
1978年12月に開催された第十一回党大会三中全会(第三回中央委員会全体会議)から始まった改革開放は、それまでの国家丸抱えの保障体制を……
中国にも統一教会が潜入した時期があり、中国は邪教として公安部が動き駆逐した。しかし日米は選挙のために統一教会を利用してきたため、統一教会にビジネス帝国を築かせ、台湾問題を煽るのを許したと中国は見ている。
◆環球時報の書き出し
7月19日、中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球時報」は<日米などの保守的政治勢力と緊密な関係を築き、“統一教会”は多くの国の政界に密かに浸透してきた>という見出し……
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