バイデン大統領は米中首脳会談の直前に台湾総統選「藍白合作」(野党連携)を知ったらしく、会談後の記者会見で、「会談で習近平国家主席と野党連携に関して話し合った」と述べている。習近平に「中国は台湾の選挙に介入するな」とも言ったらしい。
一方、「藍白合作」に合意した台湾民衆党の柯文哲(次期総統選立候補者の一人)は11月18日の正副総統候補者名簿発表寸前になって、「ちょっと時間をくれ」と言い始めた。野党……
11月15日、台湾の総統選に関して、野党の国民党と台湾民衆党が連携することが決まった。国民党のシンボルカラー「藍」と台湾民衆党のシンボルカラー「白」を取って、これを「藍白合作」と称する。
今年2月1日のコラム<「自由貿易は死んだ!」と嘆いた台湾TSMC創始者・張忠謀と習近平の仲が示唆する世界の趨勢>や2月12日のコラム<習近平「台湾懐柔」のための「統一戦線」が本格稼働>で、「藍白合作……
日本時間16日早朝、サンフランシスコで米中首脳会談が行われた。習近平国家主席がバイデン大統領に何と言ったのかが「人民日報」電子版「人民網」に詳細に書いてある。それを着実に読み取り、習近平が何を考えているかを考察する。
米中首脳会談にピタリと合わせて、台湾では野党が連携を組むことを発表した。これにより米国はこれまでのように「台湾有事」を煽ることができなくなる。習近平には圧倒的に有利な形勢が生まれつ……
誕生を祝して
数週間前、習近平の代名詞とも言える地政学的プロジェクトの10周年を記念する、第3回一帯一路フォーラム(BARF)が北京で開催された。フォーラムには22人の国家元首と140か国の代表が参加したが、代表者の多くは比較的低いランクの政府高官であり、一部の国々ではメディア関係者のみの参加となった。国家元首22人というのは結構な数にも聞こえるが、前回2019年の開催時より14人も減っている。……
11月7日から東京で開催され8日に共同声明を発表したG7外相会合に関して、ガザ紛争に対する声明の欺瞞性とダブルスタンダードを批判する声が中国のネットに溢れている。
急降下する岸田首相の支持率の中、筆者自身、せめて上川外相の活躍をと期待したが、共同声明を出せるか否かに力を注いだだけで、あの比類なき残虐無残さでガザの民の命を奪うイスラエルの攻撃を止める役割は果たし得ない。
初日にアメリカのブリンケ……
11月に入ると、NBCを始め多くのメディアが10月におけるウクライナ関係の会議において欧米がウクライナに「停戦を考えるように」と密かに勧告したという情報が溢れた。ガザ紛争が起きたためにウクライナにかまっていられなくなったのと、ゼレンスキー大統領の姿勢に疑問を抱く者が出てきたからのようだ。同時に、ウクライナ軍の総司令官が英誌「エコノミスト」にゼレンスキーと軍との間の亀裂を明かし、中国メディアはこれら……
10月30日に米「タイム」誌がゼレンスキー大統領とその周辺の関係者を追跡取材して「私のように我々の勝利を信じている者は誰もいない。一人もだ」という表紙の見出しでゼレンスキーの孤独と政権関係者のゼレンスキーへの不信を暴いた。
それに関して中国メディアは大いに燃え上がったが、中でも中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球時報」の電子版が大きく取り上げているので、中国ネットにおける声も拾ってご紹介す……
はじめに
一帯一路構想(Belt and Road Initiative、BRI)は、大規模なインフラプロジェクト中心のフェーズから、より小規模で質の高い取り組みを中心とする新たなフェーズに移行した。先ごろ開催された第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムで、習近平主席はフェーズ移行に向けた8項目の行動指針を発表した。こうした方針転換の背景には、中国国内の財政難と国際的な監視の強化がある。本……
Happy Birthday
A few weeks ago, Beijing hosted the third Belt and Road Forum to mark the 10 year anniversary of Xi Jinping’s signature geopolitical project. The forum had 22 heads of state and repre……
中国の王毅外相兼中共中央政治局委員がワシントンで10月26-27日に米国のブリンケン国務長官と会って以来、イスラエル・ハマス戦争に関して「習近平仲介論」が浮上している。ウクライナ戦争も、習近平国家主席が提案した「和平論」が中東に影響し中東和解外交雪崩現象を招いたが、今回のイスラエル・ハマス戦争はそれに対抗したバイデン大統領がサウジアラビア(以後、サウジ)とイスラエルに国交を樹立させようとしたのが直……
カテゴリー
最近の投稿
- Anniversaries
- 日本の言論も対象になる習近平の「民族団結法」はなぜ生まれたのか? トランプのG2構想への影響は?
- 習近平を「賢く強く偉大な指導者」と絶賛しインド太平洋軍からインドを削除したトランプのG2構想の本気度
- イラン停戦合意に漕ぎつけたトランプ、またもや習近平に感謝 トランプの頭にはG2構想しかなくG7では孤立か?
- 敗北
- 反中フィリピンはいつまで続くか? デンマーク世論調査「中国を最大脅威としたのは世界で日本のみ」
- Defeat
- 融和ではなく、「管理された競争関係」:台湾の視点で見るトランプ訪中
- 米中首脳会談 台湾問題で譲歩引き出せず 習近平「米中の建設的な戦略的安定関係」でトランプを逆縛り
- Not Reconciliation, but Managed Rivalry: A Taiwanese Reading of Trump’s Beijing Visit










