言語別アーカイブ
基本操作
マイナ保険証の事前宣伝(写真:吉原秀樹/アフロ)
マイナ保険証の事前宣伝(写真:吉原秀樹/アフロ)
なぜ「日本人の命を人質」にマイナ保険証強制か? 「官公庁の末端入力作業は中国人」と知りながら
2024-12-03
12月2日から、遂にマイナ保険証制度が始まり、紙ベースの健康保険証の新規発行は二度とされないことが決まった。日本でマイナンバーカード取得が進まないことから、日本人の命に係わる健康保険証を「人質」にして、「さあ、困るだろう!わかったか!これでもマイナンバーカードを取得しないと抵抗できるか?」と日本人を脅迫する姿勢に入ったとしか思えない。  コロナが蔓延していた時に、各地方の保健所はFAXという前時……
Donald Trump(写真:AP/アフロ)
Donald Trump(写真:AP/アフロ)
Trump Returns
2024-12-01
Trump Returns Donald Trump’s second US election victory will keep historians debating and writing about what might have been for decades to come.  The range of counterfactuals is endless; should Bide……
ドナルド・トランプ次期大統領(写真:ロイター/アフロ)
ドナルド・トランプ次期大統領(写真:ロイター/アフロ)
フェンタニル理由にトランプ氏対中一律関税70%に ダメージはアメリカに跳ね返るか?
2024-12-01
トランプ次期大統領(以下、トランプ)は11月25日、中国がフェンタニルをメキシコやカナダに輸出して、アメリカにおけるフェンタニル患者を激増させているとして、大統領就任初日に中国に10%、メキシコとカナダに25%の追加関税を課すと投稿した(中国の場合は「60%+10%=70%」になる)。  これに対しカナダのトルドー首相は11月29日に訪米してトランプと会食し、メキシコのシェインバウム大統領は11……
ノースボルト(写真:ロイター/アフロ)
ノースボルト(写真:ロイター/アフロ)
中国に勝てず破産した欧州のEV用電池企業ノースボルト トランプ2.0で世界に与える影響
2024-11-30
現地時間11月21日、EUの希望の星であったEV(電気自動車)の車載電池製造会社ノースボルト(northvolt)が破産保護申請をアメリカに申し出た。ノースボルトは中国からの「EVの津波」を回避するために、欧州でEV用電池を製造しようという目的で2016年にスウェーデンに設立された企業だ。EUやアメリカの支援協力も得たが、中国には勝てなかった。  これによりEUのEVに関する対中追加関税の継続的……
東証 株価ボード(写真:イメージマート)
東証 株価ボード(写真:イメージマート)
帰化中国人投資家が日本を乗っ取る?
2024-11-25
  米中の新産業力を比較考察する本を執筆する過程で、日本を参考比較対象としてみた。すると、「なぜ日本の製造業はこんなにまで没落してしまったのか」、「なぜNatureの研究者ランキングなどで、日本はここまで低いのか」といった疑問にぶつかった。  そこに共通しているのは「短期的成績が求められるようになったから」という事実で、日本企業の場合、その原因は「物言う株主」(アクティビスト)の存在であること……
江蘇省の専門学校で無差別殺傷(写真:ロイター/アフロ)
江蘇省の専門学校で無差別殺傷(写真:ロイター/アフロ)
中国の無差別殺傷を「社会への報復」で片づけていいのか? 語源は日本のひろゆき氏の「無敵の人」
2024-11-21
 中国で相次いでいる無差別殺傷を、日本のメディアでは「社会への報復」と一括りにしてまとめて「得意がる」傾向にある。しかし事件の真相をたどっていけば、その言葉は日本で2008年から流行した「無敵の人」が発端になっていたことがわかる。  中国の場合は鄧小平が号令をかけた「向銭看(シャン・チェン・カン)(銭に向かって進め)」が生んだ社会的病理も混在している。  日本では短絡的に「最近は中国の経済状況……
Trump meets with House Republicans on Capitol Hill in Washington(写真:ロイター/アフロ)
Trump meets with House Republicans on Capitol Hill in Washington(写真:ロイター/アフロ)
台湾の未来はいかに トランプ復活を受けた新たなレジリエンスと自治
2024-11-21
近年、東アジアの地政学的環境が変化し続けている。中でも注目を集めているのが、台湾海峡における緊張の高まりだ。2025年にドナルド・トランプ氏が米国大統領に返り咲くことが決まり、この地域の環境を一段と複雑なものにしている。台湾の未来は不確かで危機をはらんでいる。米国政権の中国に対する姿勢は予測不能であり、しばしば対立的であることで知られており、台湾は他と一線を画す外交・安全保障面の課題に直面している……
ペルーを訪問した習近平国家主席(写真:ロイター/アフロ)
ペルーを訪問した習近平国家主席(写真:ロイター/アフロ)
南米をも制する習近平 トランプ2.0の60%関税を跳ねのけるか
2024-11-19
 APEC(アジア太平洋経済協力)2024は11月15日と16日にペルーの首都リマで開催され、18日からはブラジルのリオデジャネイロでG20が開催されている。ペルーではAPECが正式に始まる前に習近平国家主席(以下、習近平)はオンラインでペルーのチャンカイ港開港式に出席し存在感をアピールした。ブラジルはBRICS(新興国)の仲間でもあり、習近平はG20でグローバルサウス(新興国&途上国)の支援に向……
出典:CCTV4
出典:CCTV4
習主席にとって石破首相の重要性は最下位 ペルー2国間首脳会談
2024-11-17
 11月15日、石破首相はAPEC首脳会議が開催されているペルーのリマで習近平国家主席(以下、習主席)と会談した。11月16日の中国の中央テレビ局CCTVは、リマにおけるリマ以外の出席国との2国間会談に関する報道をしたが、多くの国の中で、石破首相との会談は最後に報道された。  会談冒頭の握手の際に習主席がにこやかに「下午好!」(こんにちは!)と大きな声で挨拶したのに対して、石破首相はニコリともせ……
暴走事件のあった珠海市スポーツセンターの隣には裁判所(人民法院)(筆者作成)
暴走事件のあった珠海市スポーツセンターの隣には裁判所(人民法院)(筆者作成)
中国珠海車暴走事件の容疑者は金持ちか なぜ動機は離婚財産分与への不満と分かったのか
2024-11-15
 11月11日夜、広東省珠海市で多数の死傷者を出した暴走車の容疑者が、自殺を図って意識不明なのに、なぜ動機が離婚財産分与への不満と分かったかというと、スマホの中に全ての情報が入っているからだ。事件現場の真横には、離婚後の財産分与訴訟に関して争っている裁判所がある。  日本では中国経済の状況が悪く、貧者が「社会への報復」をしているとして「一党支配体制への不満の爆発」につながるという視点からの情報が……