習近平は2022年内に中国独自の宇宙ステーション稼働を宣言したが、それが現実に近づいた。国際宇宙ステーションから中国を締め出したのはアメリカだが、ロシアの脱退宣言を受け、ウクライナ戦争が中国の宇宙覇権を確実にしようとしている。
◆宇宙ステーションに連結する「問天」を打ち上げ、中核施設「天和」とドッキング
7月24日、25日、中国は<神舟14号宇宙飛行士の乗組員は、順調に実験モジュール問天に乗り……
中国大陸ミサイル砲撃を想定した避難訓練をしている台湾の民進党政権下で、日本敗戦後の国共内戦で起きた長春の惨劇「チャーズ」を位置付けるのは難しい。正史を伝えられるのは日本だけかもしれない。
◆中国軍の侵攻想定し、台湾で大規模軍事演習
7月25日、台湾の中央通信社のウェブサイトの一つ「フォーカス台湾」は、<台湾、大規模実動演習始まる 中国軍の侵攻想定>というタイトルで台湾における軍事演習の模様を報……
1980年代から2000年前後にかけて咲き乱れた種々の宗教や気功などを中国は全て「邪教」として排斥し、それが基本法第23条改正に多大な影響を与えて、今日の香港の国安法制定につながっていく。
◆改革開放により失われた国家による生涯保障が生んだ雑多な宗教や気功運動
1978年12月に開催された第十一回党大会三中全会(第三回中央委員会全体会議)から始まった改革開放は、それまでの国家丸抱えの保障体制を……
中国にも統一教会が潜入した時期があり、中国は邪教として公安部が動き駆逐した。しかし日米は選挙のために統一教会を利用してきたため、統一教会にビジネス帝国を築かせ、台湾問題を煽るのを許したと中国は見ている。
◆環球時報の書き出し
7月19日、中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球時報」は<日米などの保守的政治勢力と緊密な関係を築き、“統一教会”は多くの国の政界に密かに浸透してきた>という見出し……
オランダ人の研究者が2013年にイギリスで出版した中国の国共内戦史(英文)の中で「チャーズ」を取り上げ、その本が中国語に翻訳されて香港で出版されていた。長春の惨劇「チャーズ」が世界に広がりつつある。
◆オランダ人歴史学者が『解放戦争の悲劇』を書いていた
2013年9月、オランダ人歴史学者で香港大学歴史学系の教授Frank Dikötter(フランク・ディケッター、中国語名・ 馮客、以後フランク……
7月10日、世界最大のオーストラリアの鉱業企業BHPが山東省の港に人民元決済で初めて入港。日米豪印クワッド対中包囲網の足元では中豪蜜月が展開している。オーストラリアのリチウムの96%も中国に輸出。
◆人民元決済で山東省の日照港に入港したオーストラリアBHPの鉄鉱石貨物
7月12日の中国共産党機関紙「人民日報」電子版は<BHPの船が初めて人民元決済の鉄鉱石を積んで日照港に寄港>と伝え、BHPのホ……
ガソリン価格高騰などを受けバイデン大統領は石油増産依頼のため中東を歴訪したが、13日の台湾TVは「中東やインド」と「中露」との結びつきに言及し、バイデンの行動を笑い飛ばしている。結果はトークの通りだった。
◆バイデンの本心をあばく台湾のトーク番組
7月13日、台湾のテレビ局TVBSは「新聞大白話」という人気番組で、バイデン大統領の中東歴訪と「イスラエル、インド、アメリカ(USA)、UAE」4ヵ……
スリランカがデフォルトに陥り、大統領が国外逃亡した。原因は中国の「一帯一路」の「債務の罠」かと反射的に思うが、なんと主たる原因は大統領の気まぐれな有機農業命令で、中国からの債務はわずか10%だった。
◆スリランカがデフォルトに陥り大統領が海外逃亡
5月19日、スリランカが国家としてデフォルト(債務不履行)に陥り、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が7月13日未明、軍用機で夫人と護衛一人を付けてモルデ……
作家・佐藤愛子さんから返事があった。『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』に関するコメントだ。極限状態で人がどう生きるかをとことん問い詰めた意味では、文学だとも言えるとのお言葉を頂いた。
◆作家・佐藤愛子さんからの手紙と電話
7月3日に出版された『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』に関して、作家の佐藤愛子さんから返事を頂いた。
まず、電話での第一声は「わたし、興……
安倍元首相の訃報を受け、習近平国家主席や李克強首相あるいはプーチン大統領などがそれぞれ弔電を送っている。取材による生の声を含め、そこから見える今後の日本の立ち位置を考察する。
◆習近平国家主席からの弔電
7月9日、習近平国家主席は岸田首相宛に弔電を送った。弔電の内容に関して中国外交部は以下のように報道している。
――2022年7月9日、習近平国家主席は安倍晋三元首相の逝去にあたり、日本の岸田……
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