現地時間8月22日、アメリカのハリス副大統領は民主党大会で大統領候補の指名受諾演説を行った。演説で“China”という言葉は1回しか出て来ず、それも理念を述べたのみで政策に関して語らなかった。するとトランプ前大統領が激怒してテレビ中継で批難。そのことが中国語のネットで大きく取り上げられている。
◆ハリス指名受諾演説で一回だけ出てきた“China”
米民主党の党大会最終日の8月22日に、カマラ・……
現地時間の8月19日、トランプ前大統領は「選挙で勝てばマスク(イーロン・マスク)を起用する可能性がある」と述べ、その数時間後にマスク氏はXで「私は喜んで仕える」と意志表明した。
しかしマスク氏は大の親中で習近平とも仲がいい。マスク氏がCEOを務めるテスラのEVのほとんどは上海工場で製造している。環境問題などフェイクだとまで言ってパリ協定を抜けたトランプ氏が、環境にやさしいEV製造に燃……
8月3日にベトナム共産党書記長に就任したばかりのトー・ラム国家主席は8月19日、国賓として訪中し北京の人民大会堂で習近平総書記兼国家主席と会談した。トー・ラム氏が最初の外交先として選んだのがアメリカではなく中国だったということは、ASEAN(東南アジア諸国連合)における米中勢力のバランスを大きく変えていく可能性がある。
なぜならアメリカは凄まじい勢いでASEANにおける親中傾向を切り崩し、「第二……
日本ではここのところ、何やら「李強首相が習近平思想を排除している」という希望的観測が流行っているように思われる。もちろん、一部の中国評論家の妄想に近い「希望」なので無視すればいいようなものだが、それは「日本人を安心させて、日本のさらなる後退を招く危険性」を孕んでいる。「中国権力闘争愛好論」を放置することは、「真に日本を愛すること」とは逆行するので、真相をご紹介することにした。
……
8月15日、日本の現職閣僚が靖国神社に参拝したことや岸田首相の全国戦没者追悼式における式辞などに関して、中国では「日本は依然として戦争を反省していない」という批判が沸き起こっている。
一般中国人民がそれを言うならまだ理解できるが、中国共産党にだけは、日本に反省を促す資格はない。なぜなら日中戦争中、毛沢東は日本軍の侵略行為を利用し、日本の外務省在外公館と接触して、日本と戦っている国民党軍を弱体化さ……
米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は8月12日、テスラのイーロン・マスクCEOとX(旧ツイッター)で対談し中継された。トランプのスマホの下に置かれていたモバイルバッテリーが中国のアンカー(Anker)社製のものであることを発見した中国のネット民が指摘すると、中国のネットはたちまちトランプが使っているモバイルバッテリーで騒然となった。
その燃え上がりように、中国共産党系の「環球時報」の英語電子……
現地時間7月31日、パリ・五輪競泳で、19歳の中国人選手・藩展楽氏が男子100メートル自由形で46秒40で優勝し、今年2月にドーハで開催された世界選手権で自身が持つ46秒80の世界記録を更新した。
すると米国が「そのような超人的記録が出せたのはドーピングのせいだ」と騒ぎ出した。世界アンチ・ドーピング機構(WADA)は「(米国の要求により)過度に多い尿検査を中国人選手にだけ要求しているが、それでも……
8月6日、アメリカ民主党の副大統領候補にティム・ウォルツ氏が決まった。ウォルツ氏は1989年から1年間、中国広東省佛山市に外国人教師として赴任後、中国がものすごく気に入って10年間に及び30回以上訪中し、中国旅行会社まで設立している。中国のネットにはウォルツ氏が中国を絶賛する記事がいくらでも貼られているし証拠写真もある。
ウォルツ氏が中国を初めて訪問したのは1989年8月。6月4日の天安門事件を……
8月2日の時事通信社が<著名論客、発信途絶える 政策巡る投稿問題視か 中国>という見出しで中国共産党機関紙「人民日報」傘下の環球時報元編集長で、著名な論客・胡錫進氏のSNS発信が7月27日から途絶えたことを報じている。あたかも「政府批判」をしたのでSNSが封鎖されたかのような書きっぷりだ。
中共中央はそんなことまでしたのかと思い、それなら筆者も万一にも中国に戻ったりなどしたら(戻らないけど)捕ま……
政治とは関係なく、中国の若者はトランプ(前大統領)を一種のアイドルのように見ており、トランプが好きだ。若者に人気がある動画サイト「ビリビリ(bilibili)」には「川宝日記」というチャンネルがあって、トランプを劇画化したりトランプのスピーチ場面を編集して楽しんでいる。
「川」は「川普(トランプ)」の意味で、「宝」は「可愛い宝物」のニュアンス。
バイデンのことは大嫌いだが、後継候補のハリスは……
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