一、米高官の警告
「台湾がそ[中国]の野心の目標の一つであることは間違いない。その脅威は向こう10年、実際には今後6年で明らかになると思う。」(“Taiwan is clearly one of their [China’s] ambitions before then. And I think the threat is manifest during this decade, in fact……
アメリカの台湾融和政策は、台頭する中国を抑え込むことが主目的だが、中でもハイテク競争において中国に負けてはならないという強い動機がある。世界最大手の台湾の半導体ファウンドリTSMCを中心に考察する。
◆トランプ政権が台湾に手を差し伸べたのはファーウェイへの制裁が始まり
そもそもトランプ前大統領が台湾に温かなエールを送り始めたきっかけは、何としても中国のハイテク国家戦略「中国製造2025」を潰し……
4月22日、習近平は米国主催の気候変動サミットに参加したが、参加の決断は16日に下しており、19日迄にプーチンにも誘いをかけたと判断される。パリ協定「出戻り」の米国に主導権を渡すまいとした狙いが見える。
◆「歓迎する」という言葉が欲しかったケリー特使
4月13日のコラム<ケリー特使訪中――アメリカ対中強硬の本気度と中国の反応>に書いたように、ケリー特使(気候変動問題担当)が就任と同時に中国の解……
4月21日、米上院外交委が「2021年 戦略競争法案」を議決した。CCTVは特集を組み、中国全人代外交委が抗議談話を発表し、中国は対米抗議に燃え上がっている。日米首脳会談共同声明への反応とは対照的だ。
◆米上院外交委員会が可決した「2021年戦略競争法案」とは?
「2021年 戦略競争法案」は2021年4月8日に米上院外交委員会が提出した「中国対抗法案」で、バイデン大統領が「中国は競争相手だ」……
米アジア太平洋軍の司令官は「米軍は中国軍より弱いし、中国は6年以内に台湾を武力攻撃する」と言っている。本当か?アメリカが、自国軍が弱いと主張する目的は何か?それは日本にどういう影響を与えるのか?
◆米軍が中国軍に負けると主張するアメリカ
2020年9月1日、アメリカ国防総省(DOD)が「中華人民共和国を含めた軍事・安全保障に関する2020年版報告書」を発表した(DOD Releases 202……
日本のメディアでは、あたかも中国が激怒しているように書いているが本当だろうか?中国は実はそれほど怒っていない。なぜなら菅総理は「中国が許容する範疇内」の言葉しか使ってないからだ。その証拠をお見せする。
◆中央テレビ局CCTVのニュース番組では27分目にようやく1分強
まず4月17日の中国共産党が管轄する中央テレビ局CCTV国際チャンネルのお昼のニュース番組の様子をご紹介する。
この番組は基本……
After eight years negotiations, the Regional Comprehensive Economic Partnership Agreement (RCEP) was formally signed on the afternoon of November 15, 2020. It is the largest global FTA ever and is a c……
8年間の交渉を経て、2020年11月15日午後、地域的な包括的経済連携協定(RCEP)が正式に調印された。これは世界最大の自由貿易協定であり、しかも全面的、近代的、高品質で互恵的な自由貿易協定でもある。ここに至って、世界で人口が最も多く、メンバー構成が最も多様で、発展潜在力が最も大きな自由貿易圏が誕生したのだ。RCEPは物品貿易、サービス貿易、投資等の市場参入ばかりか、貿易円滑化、知的財産権、電子……
欧米諸国がウイグル弾圧に対して行っている制裁の中で、トランプ政権以外は避けている弾圧指揮の張本人がいる。日本がウイグル問題制裁に踏み切るか否かと同時に、バイデン政権が覆すか否かも同時に問われる。
◆その名は陳全国・新疆ウイグル自治区書記
日本人にはあまり馴染みがないかもしれないが、中国には少数民族弾圧で名高い「陳全国」という人物がいる。現在、新疆ウイグル自治区の(中国共産党委員会)書記をしてい……
アメリカのケリー気候変動特使が14日に訪中するようだ。その真意はどこにあるのか?アメリカの対中強硬姿勢は本物なのか。中国の反応を含めて考察しようとしたところ、とんでもない結果が待っていた。
◆ケリー特使訪中に関する報道
4月11日、アメリカのワシントン・ポストはケリー大統領特使(気候変動問題担当)が週内に中国を訪問すると報じた。訪問地は上海で、解振華・中国気候変動事務局特別代表と会談するとのこ……
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