日本では習近平が言った「粉身碎骨」を誤訳し、おまけに「香港デモを念頭に」と習近平の心を読み取る読心術まがいの歪曲報道までがあるが、原文の文脈を読んだのだろうか?習近平の「粉身碎骨」発言を検証する。
◆習近平が「粉身碎骨」を使った文脈
習近平国家主席は10月13日、訪問先のネパールの首都カトマンズでオリ首相と会談した。その時のほぼ全文が中国共産党新聞に掲載されているので、それを詳細に見てみよう。……
Did you know that almost all of the judges on Hong Kong’s highest court—the Hong Kong Court of Final Appeal—are foreigners?
At this time, judges who hold foreign or dual nationality in countries such……
アメリカは日本の安倍首相等による祝意表明と違い、駐米中国大使が祝辞を述べただけだ。それどころか米議会は「香港人権・民主主義法案」を可決。中国はアメリカを猛攻撃し、対日米の対比が鮮明になった。
◆アメリカからの祝辞
9月28日、中国の中央テレビ局CCTVはアメリカからの中国建国70周年記念への祝辞を報道した。しかし前日の安倍首相による祝賀ビデオメッセージをほぼ全文、長い時間をかけて報道したのとは対照……
安倍首相等数名の日本政財界関係者等による中国建国70周年記念を祝賀するメッセージが27日、CCTVで大きくクローズアップされ延々と流された。米中関係悪化における中国の意図と日本の位置づけを考察する。
◆CCTVお昼のニュースでほぼ全文公開
9月27日、お昼の中央テレビ局CCTV4(国際)で長い時間を使って、安倍首相の中国建国70周年記念を祝賀するビデオメッセージが放映され、思わずCCTVの画面……
香港の最高裁判所の裁判官のほとんどは外国人だということをご存じだろうか?
現段階では裁判官17人のうち、15人までがカナダやオーストラリアなどの外国籍あるいは二重国籍を持った人たちで占められている。「中国香港籍」の裁判官は二人しかいない。元大英帝国が統治していた国々の裁判官が香港市民の揉め事を裁くのである。
当然のことながら、判決は「民主主義的価値観」に基づく判断によって出される。
そのよう……
Amid persistent uncertainty, even after the amendments to the Fugitive Offenders Ordinance were repealed, the Belt and Road Summit took place on September 11, 2019. With no concrete information availa……
「逃亡犯条例」改正案を撤廃したとはいえ、まだ不安定な状況が続く中、9月11日のサミットが挙行された。日本にも中国にも確実な情報がない中、現場に行きナマ情報を届けてくれたのは本シンクタンク創設者の一人である白井一成氏だ。まさに第一級のスクープ写真である。
◆リアリティに満ちた貴重なナマ情報!
9月10日夜、中国政府元高官(長老)と連絡し合い、9月11日に香港で開催されることになっている「一帯一路……
South Korea’s cancellation of the GSOMIA follows the scenario of China, Russia, and North Korea led by Xi Jinping. The China–Russia joint military exercise over Takeshima, the anger of Kim Jong-un at……
On August 18, China re-designated Shenzhen as a “pilot demonstration area of socialism”. Its objective is to complete One Country, Two Systems through the economic initiative for the Guangdong-Hong K……
韓国のGSOMIA破棄は、習近平を中心とした「中露朝」のシナリオ通りに動いている。竹島上空での中露合同軍事演習、米韓合同軍事演習による金正恩の激怒、トランプのINF離脱。待つは日韓の決定的な関係悪化だった。
◆中露軍事演習は日米韓協力のゆるみ度を図るリトマス試験紙
韓国が主張する防空識別圏内に入るとする(日本の領土である)竹島上空で、7月23日に中露の戦略爆撃機と早期警戒機が飛行した。韓国……
カテゴリー
最近の投稿
- 中露首脳会談で頻出した「多極化」は「中露+グローバルサウス」新秩序形成のシグナル
- 中露共同声明 ウクライナ戦争の「和平交渉を求める中露陣営」と「戦争継続に寄与する日米欧陣営」浮き彫り
- 「習近平・プーチン」非公式会談に見る習近平の本気度
- 習近平の訪露はなぜ前倒しされたのか? 成功すれば地殻変動
- ウクライナ外相が中国外相と電話会談 中国の「和平案」を称賛
- スタートした習近平「紅い王国」が狙う強軍と台湾平和統一
- 中国、イラン・サウジ関係修復を仲介 その先には台湾平和統一と石油人民元
- 「国務院機構改革」が示す習近平の「米国による中国潰し」回避戦略
- 秦剛外相が語る中国の外交方針と日本の踏み絵
- 習近平がアメリカを名指し批判して示す、中国経済の新しい方向性