北戴河会議後、習近平が遼寧省を視察したのは国共内戦の分岐点「遼瀋戦役」を強調するためで、その背後には台湾問題と国民党敗退のきっかけを作った長春の惨劇「チャーズ」がある。「台湾白書」も同時に発布された。
◆習近平が遼寧省視察に行った目的
8月22日のコラム<北戴河会議と習近平第三期>に書いたように、北戴河の会議が終わると、習近平国家主席は8月16日から17日にかけて中国東北の遼寧省を視察した。か……
北戴河会議終了を受け、習近平三期目に対する否定願望からか、日本のネットで多くのフェイクニュースが飛び交っている。講演をした聴衆から二つの関連記事に関して質問された。長いのでコラムで間違いを指摘したい。
◆北戴河会議の位置づけと今年の時期
北戴河の会議は正式なものでなく、しかも習近平政権に入ってからは、引退した「長老」に口出しをさせないことをモットーとしてきたので、長老を中心とした北戴河の秘密会……
そうでなくとも対ウ支援金の30%しか戦地には届かず汚職にまみれているとみなし始めたアメリカでは、ゼレンスキーの習近平に対する救援表明で、すっかり信頼が揺らいでいる。「笑う習近平」が現実味を帯びだした。
◆習近平に助けを求めたゼレンスキー
8月4日付の香港のSouth China Morning Post(サウスチャイナ・モーニング・ポスト、南華早報)は、ウクライナのゼレンスキー大統領に単独イン……
先月のバイデン訪問に冷淡だったサウジアラビアは今、コロナ発生以来、初めて国外に出る習近平の訪問に熱狂しているという。中東における米中覇権の火花を利用したサウジの外交。軍配は誰に上がるのか?
◆ガーディアンが伝えるサウジアラビアの熱狂的な習近平歓迎ムード
8月11日のイギリスのガーディアンは、<中国の習近平国家主席は来週サウジアラビアを訪問する予定>というタイトルで、サウジアラビアにおける習近平……
夕刊フジで「風雲永田町」という1000字のコラムを書き続けて来られた鈴木棟一氏が急逝された。中国問題に関しては必ず私を取材して下さり、国会議員にも影響を与えてきた。巨星が落ち、その激しい喪失感に打ちのめされている。
◆心の支えだった鈴木棟一氏
鈴木棟一氏は私の心の支えだった。
いつも私が書いたコラムを見ては「はい!鈴木棟一!――」という勇ましい掛け声で電話を掛けてきて、「さて、今日はですねぇ……
日本を敗戦に追いやるためルーズベルトは蒋介石に共に日本を爆撃すれば琉球群島を中国にあげると誘ったが、蒋介石は断った。承諾していれば戦後の日本は米中が統治する形になっただろう。チャーズもその線上にある。
◆カイロ密談――蒋介石、琉球占領を何度も拒否
1943年1月9日、当時のアメリカ大統領・ルーズベルトは「中華民国」国民政府の主席・蒋介石に電報を送った。11月22日にイギリスのチャーチル首相と3……
ペロシ下院議長は訪台した際に半導体の世界最大手のTSMC創業者に会っている。これは中国を半導体市場から締め出そうというバイデン政権の一環だとして、中国政府元高官は激しく非難。米中半導体対立のゆくえは?
◆中国政府元高官が気炎「ペロシはTSMCの創業者と会っている!」
本稿は、8月11日のコラム<中国はなぜ台湾包囲実弾軍事演習を延長したのか?中国政府元高官を単独取材>の文末からの続きである。すな……
本来8月3日から7日までとした台湾包囲実弾軍事演習を、中国軍は8月9日まで継続して行った。なぜ延長したのかを中国政府元高官に単独取材して、中国の本音を引き出した。
◆8月10日に東部戦区連合軍事演習完了を宣言
8月10日、中国人民解放軍東部戦区のスポークスマンである施毅陸軍上級大佐は<東部戦区が台湾島周辺海空域で組織した連合軍事行動は、成功裡に各任務を完了した>と宣言した。
施毅は「最近、台……
台湾包囲実弾軍事演習と同時に、中国軍は大連と山東省で上陸演習と思われる実弾訓練を実施していた。台湾に上陸すれば戦争になるので、それを避けるために他の場所で上陸演習を同時進行させたと解釈できる。
◆北方2ヵ所における同時軍事演習に関する警告
8月6日、中国共産党機関紙「人民日報」は中国式ツイートであるウェイボー(微博)で<航行警告!黄海南部で10日間連続の実弾射撃>という警告を発した。
それに……
アクセス数を増やして金稼ぎをするため、軍事オタクが制作した「4線1点」日本攻略動画が中国のネットで見受けられるが、日本の軍事ジャーナリストなどが引っかかっていることを知った。注意を喚起したい。
◆中国ネットの軍事オタクが出現する背景
中国には約10億人のネット民(ネットユーザー)がいて、2021年6月のデータによれば、30-39歳のネット民の占める割合が20.3%で、全ての年齢層の中で最も多い……
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