G7首脳会談では対中包囲網で意見が一致したと報道されているが、実は内部で賛否両論があり、会議室のネットを一時遮断するほどだったとCNNが暴き、中国はここぞとばかりにG7の矛盾を突いている。
中国はこれをアメリカが覇権にしがみつく「あがき」であり、一国では中国に対抗できないために他国に無理強いをしているとみなしている。
◆対中強硬論で意見が一致せず、会議室のネットを遮断
6月11日から13日ま……
6月10日、中国で「反外国制裁法」が制定された。外国から制裁を受けた際の報復制裁を規定したもので、制裁に協力した者も対象とする。日韓などの対米追随を牽制することになり、日本の及び腰が加速しそうだ。
◆反外国制裁法の成立過程
全人代(全国人民代表大会)常務委員会は、6月10日「中華人民共和国反外国制裁法」を制定し、その日の内に習近平国家主席が署名し実施されることとなった。
全人代常務委員会は6……
6月3日、バイデン大統領は中国59企業への投資禁止令を出したが、新規制裁企業はわずか3社で、おまけに中国が外部投資を許さない軍事・航空企業であることを突き止めた。しかもに米中双方は事前に話し合っている。
◆バイデン大統領、投資を禁止する中国企業59社に署名
6月3日、バイデン米大統領が中国企業への投資禁止を強化する大統領令に署名したと大きく報じられた(日本時間6月4日)。
中国人民解放軍の影……
菅総理は「安心安全な五輪」とくり返すが、日本国民が望んでいるのは「安心安全な日常」だ。昨年延期を決定した時よりもコロナの新規感染者数は劇的に増加している。五輪開催は精神論より科学的分析が必要だろう。
◆尾身会長の勇気ある警告
6月3日の参議院厚生労働委員会で、政府のコロナ感染症対策分科会の尾身会長は、東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪と略称)について「本来は、パンデミックの中で開催する……
5月31日、習近平は中共中央政治局の学習会で「愛される国」になる外交を展開せよと強調した。これを中国が外交方針を変えるシグナルかと受け止める向きもあるが、そのような甘い夢は抱かない方がいい。
◆習近平、「信頼され、愛され、尊敬される中国の印象」を形成せよ!
習近平が中国を「愛される国になるために」外交方針を展開せよと言ったということが注目されているが、いかなる文脈の中で言ったのかを詳細に把握……
広州市で新規感染者が数名出ると、当局は周辺住民220万人全員にPCR検査をし、感染者の足跡をスマホで公開して一気に阻止に向かおうとしている。片や日本政府には何としてもコロナを阻止して見せるという意気込みが見られない。
◆新規感染者を発見した経緯
5月18日、最初の新規感染者と見られる中国広東省の広州市茘湾(リーワン)区に住んでいた「患者1」は、体調不良のため風邪薬を服用した。翌19日には近所の……
米Yahoo!Sportsが、東京五輪に出場する選手に「コロナ感染で死んでも自己責任です」ということを誓わせる「リスク同意書」をIOCが求めていると報じ衝撃が走った。中国のネットでも商業主義だという非難が上がっている。
◆米「Yahoo!Sports」が東京五輪「リスク同意書」を入手
5月29日、米「Yahoo!Sports」のヘンリー・ブッシュネル記者が“Olympians must sig……
IOCとWHOは建党百周年記念を輝かせたい習近平国家主席と利害を共にし、彼らが乗る船「習近平号」をコロナ失敗国・ワクチン後進国である日本が玉砕覚悟で漕いでいる。命と税金を奪われるのは日本国民だ。
◆習近平にとって御しやすいWHOテドロス事務局長とIOCバッハ会長
バッハ会長やコーツ副会長を中心とするIOC(国際オリンピック委員会)が、いかに緊密に結託しているかに関しては一昨日(5月26日)のコ……
IOCのバッハ会長が東京五輪断行を無理強いする背景の一つに北京冬季五輪への配慮があるのは明白だが、習近平とバッハ会長との関係の濃さが一連の日本侮辱発言につながっていることを考察する。
◆IOCバッハ会長とコーツ副会長の日本侮蔑発言に国民の怒り爆発
5月19日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は東京オリンピック・パラリンピック(以下、東京五輪と略称)の調整委員会とのリモート会議で、「……
5月7日の中国税関総署発表によれば、今年に入ってからの米中貿易額は昨年同期の61.8%増を記録し他国を大きく引き離した。対中強硬姿勢を示す一方で、アメリカは大いに中国からの輸入を増やしている。
◆61.8%増に跳ね上がった米中貿易額
今年5月7日、中国の海関(税関)総署は、「2021年1月から4月までの輸出入主要国別・地域別総額(貿易額)表」を発表した。
あまりに多岐にわたり、表が見づらいの……
カテゴリー
最近の投稿
- ウクライナ危機を生んだのは誰か?PartⅣ 2016-2022 台湾有事を招くNEDの正体を知るため
- アメリカの国内法は合法的で中国の国内法は非合法なのか? 台湾と尖閣諸島に関して
- キッシンジャー「一つの中国」で国際秩序形成 今はそれを崩そうとするアメリカ
- ウクライナ危機を生んだのは誰か?PartⅢ 2009-2015 台湾有事を招くNEDの正体を知るため
- 台湾総統選、国民党支持率急上昇の謎が解けた
- 台湾総統選「藍白合作」(野党連携)破局! なんと、国民党の支持率が民進党に僅差で迫る
- なぜ国民党の朱立倫党首が総統選に立候補しなかったのか? 国民党は最初から「藍白合作」を狙っていた
- 台湾問題と抗日戦争に直結する「歴史歪曲」を習近平が サンフランシスコでの夕食会で
- 米国在台湾協会は3回も台湾総統候補者を面接試験し、柯文哲は常に選挙状況を報告するよう要求されている
- バイデン大統領、台湾総統選の「藍白合作」に圧力か? 台湾民衆党の柯文哲が迷い始めた…