なにやら習近平が失墜し李克強が格上げされているというデマが横行している。そもそも中国の政治体制を知らない人たちの願望でしかないが、いかにして中共中央総書記が選出されるかを解説したい。
◆習近平失脚への願望
なにやらアメリカ発の習近平失脚願望がデマを流し、日本の一部の「中国研究者」がそれに飛びついた。
「老灯(Lao-deng)」という中国人で、彼はツイッターでさまざまな反中反共情報を流してい……
ゼレンスキー大統領は5月25日、ウクライナ戦争における中国の政策に満足していると、ダボス会議で述べた。中国の政策の何に満足しているのか、中国は実際どのような政策を実施しているんか。それは停戦後の世界動向に大きな影響を与えるので、現状と今後の可能性を考察する。
◆ゼレンスキー大統領「中国の姿勢に満足」
5月23日から26日までスイスのダボスで開催されたダボス会議にウクライナのゼレンスキー大統領が……
「一つの中国」コンセンサスで国際秩序を形成したアメリカのキッシンジャー元国務長官は、バイデン大統領の台湾防衛発言を受けて、「二つの中国」をカードにすべきではないとダボス会議で演説した。
◆ヘンリー・キッシンジャーが「台湾を米中交渉のカードにするな」
世界の政財界のリーダーが集まるダボス会議が、5月22日から26日の日程でスイスのダボスで開催されているが、アメリカのキッシンジャー元国務長官が、2……
23日、バイデン大統領はアメリカに台湾防衛義務があるような発言をしたがホワイトハウスは直ぐに「変化なし」と否定。失言取り消しはこれで3回目だ。ミリー統合参謀本部議長も米議会で否定している。しかし―。
◆記者会見でのバイデン大統領の発言
23日、バイデン大統領は岸田首相との首脳会談の後の記者会見で記者の質問に答えて「台湾防衛に関してアメリカが関与する」という趣旨の回答をした。できるだけ正確に読み……
21日、オーストラリアの選挙で、野党労働党のアルバニージ党首が勝利した。最近の世論動向を受けて反中寄りの発言はしているが、実は親中派。選挙中、「習近平が労働党に一票」という宣伝が与党側からなされていた。
◆政権与党は「習近平が労働党に一票を投じる看板」で労働党攻撃
21日にオーストラリアで総選挙が行われたが、最大野党の労働党が第一党として勝利した。9年ぶりに政権交代が行われることになる。党首の……
駐日インド大使が対中強硬的発言をしているが、インド外相は王毅外相が議長を務めるBRICS外相会議で対中露友好姿勢を表明。対米非難が目立つ。そこへアメリカが大型の対インド軍事支援をすることが判明した。
◆産経新聞が単独取材したバルマ駐日インド大使の発言とその解釈
5月19日、産経新聞はバルマ駐日インド大使を単独取材し、<バルマ駐日インド大使 中国念頭に「覇権主義に反対」>という見出しで報道した。……
5月18日、日中外相会談が行われたが、とても同じ会談とは思えないほど、自国に都合のいいことだけを並べており、日中双方で発表内容が大きく異なる。その差異から何が読み取れるか考察してみよう。
◆日本の外務省による発表
5月18日、午前10時から約70分、林芳正外相と王毅外相がテレビ会談を行った。日本の外務省は、その会談内容に関して林外相が概ね以下のように言ったと発表している。リンク先に日本語がある……
16日にプーチンが招集した軍事同盟CSTO首脳会談に中国が入っているはずがないし、中露間にも軍事同盟はなく、中国は(北朝鮮以外は)どの国とも軍事同盟を結んでいない。中国は軍事的に中立でNATO結束からも独立している。
◆プーチンが招集した軍事同盟CSTOと中国
5月16日、プーチン大統領はCSTO(Collective Security Treaty Organization)(集団安全保障条……
駐ウクライナの元中国大使の「ロシアは必ず惨敗する」という言葉がネットに拡散したことから、習近平はプーチンを捨てるだろうといった観測が見られる。そこで真相を究めたく、高齢の元中国政府高官を直撃取材した。
◆オンライン・フォーラムで「ロシアは必ず惨敗する」
中国国際金融30人フォーラム(CIF30)と中国社会科学院国際研究学部がオンライン形式で「ロシア・ウクライナ危機は世界の金融情勢にどのような大……
プーチンを怒らせるには「ウクライナのNATO加盟」を煽ることだったが、北京を怒らせるには「台湾独立」を煽ることだ。台湾が政府として独立を叫べば北京は必ず武力攻撃をしてくる。独立を叫んでくれないと中国が武力攻撃してこない。戦争が永久に地球上で起きていないとアメリカの戦争ビジネスは儲からない。
バイデンはウクライナと同じ構図を、今度は台湾と日本で築こうとしている。
次にバイデンの餌食になるのは台湾……
カテゴリー
最近の投稿
- 中国を虐めればご褒美「トランプ関税軽減」と米メディア 一転、トランプ大統領が対中融和発言
- The Trade War Heats Up
- ピューリサーチ「米国民の対中感情改善」 中国のネットでは「トランプ遊び」
- 中国最強カードを切る! 「米軍武器製造用」レアアース凍結から見えるトランプ関税の神髄
- 遠藤教授の記事「習近平が睨んでいるのは『台湾統一』か 中国の『反外国制裁法実施規定』」を受けて
- 米軍武器の部品は中国製品! トランプ急遽その部品の関税免除
- 勝者は誰に?トランプ関税激変「中国以外は90日間一時停止」 それでもトランプ「習近平が好きだ」
- トランプ「報復関税を表明した中国に50%の追加関税」 習近平はどう出るのか?
- トランプ関税は「中国を再び偉大に(Make China Great Again)」 英紙エコノミスト
- Responding to Professor Endo’s Article: 習近平が睨んでいるのは「台湾統一」か 中国の「反外国制裁法実施規定」