7月29日、バッハ会長は中国の単独取材を受け中国選手の活躍を絶賛した。一方21日にIOCは北京冬季五輪有観客開催の期待を表明している。日本では政府のコロナ感染に対する国民の不満をかわすために東京五輪を開催したと31日に河村議員が明言した。
◆中国メディアの独占取材で中国選手の成績を絶賛するバッハ会長
7月29日、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長は東京大会国際放送センター(IBC=I……
アメリカのシャーマン国務副長官は天津で外交部高官と会談したが、中国の猛攻撃に遭い、「バイデン・習近平会談」の赤絨毯を敷くことはできなかった。しかしバイデンはなお習近平と会った時間の多さを自慢している。
◆会談設定前のいざこざ:高位の対談相手を望んだシャーマン
ウェンディ・シャーマンは国務院副長官なので、中国では外交部副部長に相当する。7月20日、訪日した時にもシャーマンの対談相手は茂木外相では……
7月23日、中国は対米報復制裁を発表したが、これは25日の米国務副長官訪中に際して、3月のアラスカ会議直後の対中制裁に対するお返しのつもりだろう。中国の報復制裁に対し、バイデン政権は北京冬季五輪ボイコットに踏み切れるか?
◆中国が「反外国制裁法」に基づいて対米報復制裁を発表
東京では東京2020大会の開会式が開かれている最中の7月23日、中国外交部は定例記者会見で記者の質問に対して「反外国制裁……
中国の軍事愛好家がネット公開した「日本が台湾有事に武力介入すれば中国は日本を核攻撃すべき」という動画が拡散し、中国当局が慌てて削除したのだが、アメリカでは背後に中国共産党や軍がいるとして再拡散している。
◆熱狂的軍事愛好家「六軍韜略」
中国のネットユーザーの中に「六軍韜略」というアカウント名を持つ軍事愛好家がいて、彼は「西瓜視頻(スイカ・ビデオ、Xigua Video)」というプラットフォーム……
バイデンが主導しようとしている対中包囲網は見せかけが多く軟弱だが、欧州議会がウイグル人権弾圧問題で中国の報復制裁に対して決議した「中欧投資協定の凍結」ほど、習近平にとって手痛いものはない。欧州議会は北京冬季五輪ボイコットをさえ呼びかけている。
◆EUがウイグル問題に関して制裁
今年3月22日、EU(欧州連合)主要機関の一つである「欧州議会」は、中国のウイグル人権弾圧に対して制裁を科すことを議決……
バッハ会長が「日本人」を「中国人」と言い間違えたのは、ただ単なる「うっかりミス」だろうか?彼の頭には中国との利害関係しかなく、私たち日本人は東京2020を巡り「習近平+テドロス(WHO)+バッハ」の構図を直視しなければならない。
◆バッハ会長が「最も大切なのはチャイニーズ・ピープル」と
7月13日、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が、東京2020組織委員会の橋本聖子会長を表敬訪問し……
9日、米商務部は中国企業23社を新たに制裁リストに追加したと発表した。どういう企業で、中国に痛手を与えるか否かを分析したところ、アメリカ製品を使っていない企業が多く、中国の痛手は軽微であることが判明。
◆アメリカ商務部が制裁追加を発表
7月9日、アメリカの商務部は中国政府による新疆ウイグル自治区での人権侵害に関わったとする中国企業14社を含む23社(22社+1人)を貿易の制裁リスト(エンティテ……
米軍高官は「中国の6年以内台湾武力攻撃」説を取り下げただけでなく、米政府高官は「台湾独立を支持しない」や「中国との平和共存」をさえ唱え始めた。その背景に何があるのか?麻生発言にも言及して考察する。
●中国による台湾攻撃の警戒レベルを下げているアメリカ
今年3月9日、インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン前司令官は、米議会公聴会で、「中国(大陸)は6年以内に台湾を武力攻撃する」と指摘していた……
安倍前首相が月刊誌で「反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」と言っているが、そうだろうか?反対しているのは主としてコロナ感染が広がり日本人の命が脅かされるのを心配しているからではないのか?偶然、同月号に厳しく中国を非難する論考を書きながら、一方ではコロナ禍での東京五輪開催には反対している者として私見を述べたい。
◆安倍前首相の主張
安倍前首相が月刊誌『Hana……
7月1日の建党100周年祝賀大会の構成と習近平の演説は強いシグナルを発していた。参加者が歓声を上げた個所は「人民の心」の表れだ。習近平だけが中山服を着ているのは中国の現役最高指導者のルールに過ぎない。
一、建党100周年祝賀大会の構成から見えるもの
◆大会冒頭の挨拶は民主党派の一つ「中国国民党革命員会」主席
何よりも驚くべきは、「中国共産党」の建党100周年祝賀大会だというのに、大会の冒頭の……
カテゴリー
最近の投稿
- 中露首脳会談で頻出した「多極化」は「中露+グローバルサウス」新秩序形成のシグナル
- 中露共同声明 ウクライナ戦争の「和平交渉を求める中露陣営」と「戦争継続に寄与する日米欧陣営」浮き彫り
- 「習近平・プーチン」非公式会談に見る習近平の本気度
- 習近平の訪露はなぜ前倒しされたのか? 成功すれば地殻変動
- ウクライナ外相が中国外相と電話会談 中国の「和平案」を称賛
- スタートした習近平「紅い王国」が狙う強軍と台湾平和統一
- 中国、イラン・サウジ関係修復を仲介 その先には台湾平和統一と石油人民元
- 「国務院機構改革」が示す習近平の「米国による中国潰し」回避戦略
- 秦剛外相が語る中国の外交方針と日本の踏み絵
- 習近平がアメリカを名指し批判して示す、中国経済の新しい方向性