習近平はウクライナ戦争を終わらせるべく「和平案」をまもなく発表する。中国外交トップ王毅がミュンヘン会議でその方向性を示しモスクワ入りしたが、停戦に持って行かせないためにバイデンがウクライナ入りした。
◆中国外交トップ王毅がミュンヘンでウクライナ戦争「和平案」表明
中共中央政治局委員で中央外事工作委員会弁公室主任の王毅が、ミュンヘンで開催された安全保障会議で、習近平の指示により、まもなく「和平案……
米ジャーナリストによる「ノルドストリーム海底パイプラインを爆破させたのはバイデン大統領」というスクープが中国で大炎上している。対米感情の悪化も手伝っているが、習近平は今もなおプーチンとの仲を重んじている証拠だ。
◆米ジャーナリストが「ノルドストリーム爆破事件の犯人はバイデン大統領」とスクープ
2月8日、アメリカの著名なジャーナリストでピューリッツァー賞を受賞したこともあるシーモア・ハーシュ(S……
米政府高官は14日、「10日以降に撃墜した飛行物体は商業目的か研究用だった可能性がある」と言い、16日にはバイデン大統領までが同様のことを言っている。背景には何が?米気象台のツイートから考察する。
◆ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官の発言
2月14日、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は、「10日以降に3日連続で撃墜した飛行物体について、残骸を回収できていないため明確なことは言えない……
ワシントン・ポストは、4日に撃墜された中国偵察気球は風に煽られて予想外に米本土領空に行ったもので、本来はグアム島上空に行こうとしたと報道。非常に納得のいく考察で、習近平の関心はいま台湾にしかない。
◆ワシントン・ポストが報道した「中国の誤算」
アメリカのワシントン・ポストは2月14日、<アメリカは海南島から打ち上げられ通常とは異なる経路に沿った中国偵察気球を追跡した>と報道した。非常に長い記事……
2月2日、米CIA長官は中国が2027年までに台湾を武力攻撃すると発言し、証拠もあるとしている。同様の発言は2021年3月から始まっており、その後ますます激しくなっている。その根拠はどこにあるのか?
◆バーンズCIA長官「習近平が2027年までに台湾武力攻撃する」という証拠がある
アメリカのバーンズCIA(中央情報局)長官に関し、今年2月2日、<“CIA chief warns against……
中国は山東省上空の不明飛行体を撃墜するようだが、その前にやるべきことがある。これだけ国際社会を騒がせているのだから、アメリカで撃墜された「中国気球」製造企業の名前と経緯を明かして世界に謝罪すべきだ。
◆山東省上空の不明飛行体を中国が撃墜か?
2月12日、中国の地方紙が<山東日照の海域にある不明飛行体を撃墜準備か?官側の回答>と報道した。
それによれば、山東省青島にある即墨区海洋発展局は、日照……
台湾最大野党・国民党の夏立言副主席が訪中し、国務院台湾事務弁公室の宋濤(そうとう)主任に会っただけでなく、新チャイナ・セブン序列4位の王滬寧(おうこねい)とも北京で会談した。王滬寧が主導する統一戦線が台湾懐柔路線を本格化した。
◆宋濤を国務院台湾事務弁公室主任に就かせたのが最初の一手
台湾最大野党で親中の国民党・夏立言副主席は、2月8日~17日の日程で訪中し、9日には国務院台湾事務弁公室(国台……
目撃はできないが、中国のスパイ衛星は260システムもあり、宇宙空間を飛び回っている。中国の、このスパイ衛星を製造するための技術提供に日本は大いに貢献していることに日本人は気づいていない。
◆中国が製造する高性能スパイ衛星
2022年11月29日に公開されたアメリカの国防総省による報告書 Military and Security Developments Involving The Peopl……
バイデン大統領は「中国の偵察気球、安全保障上の重大な違反はなかった」と発言したが、ということは「中国気球」はスパイ行動をほぼしていなかったことになる。日本人は如何に行動し、何に注意すべきなのか?
◆バイデン大統領の発言
ロイター電によると、2月9日、バイデン大統領は「中国の偵察気球、安全保障上の重大な違反はなかった」と発言したとのこと。それによると、バイデンはスペイン語放送局テレムンドのインタ……
もし、「中国気球」に軍事目的があるとすれば、それは今のところでは「大量に放つことによる陽動作戦の実験」くらいのものだろう。大量に気球を放って敵の出方を見る以外は、「外国から学ぼう」という論文がある程度だ。
◆中国は大量の気球を飛ばして敵を攪乱する陽動作戦を考えている
このたび撃墜された中国製の高高度気球(以後「中国気球」)自身に偵察機能があるとは思えない。なぜなら、どこに向けて飛ばすかに関して……
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