中国では新型コロナウイルスによる無症状感染者を患者として扱っていないためデータ公表しておらず、本当は累積12万人以上の感染者がいたのではないかと推測されている。中国はどのようにして無症状感染者を見つけ対処したのかを考察する。
◆無症状感染者に対する中国の対策
3月24日、日本のメディアは一斉に「中国湖北省では無症状の新型コロナウイルス感染者がいまだ相次いでいる」と報じた。3月23日付けの中国メ……
1. The difficulty of containing infectious diseases given the geographic proximity of China and Taiwan
In the Chinese calendar system, 2020 is the Year of the Rat. Over the course of human history, r……
【本稿は中国問題グローバル研究所の白井一成理事による特別寄稿である。】
今回の全世界の株式市場の下げ幅は、大恐慌レベルの急落に匹敵する。トランプ大統領就任からのアメリカの株価上昇分は全て霧散した形になった。FRBによる緊急利下げやトランプ大統領による100~200兆円(1兆~2兆ドル)の経済対策の方針など、アメリカは大胆かつ素早く対応しているが、経済危機の入り口において、ここまで株価の下げ幅……
2月23日、国家主席習近平が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の流行阻止と管理及び経済社会発展作業展開会議に参加し、重要な講話を発表した。講話では、感染症の流行を厳重に管理し、阻止すると同時に、ゾーニングやグレーティングをすることで、精確に生産再開を行い、雇用率・対外貿易・外国投資・国民生活を安定させる「両面作戦」の方針を発表した。これはつまり、「力を合わせて大事を成す」という中国政府……
19日、習近平はプーチンに電話したが、背後には中国がBRICS銀行からコロナによる経済損失を埋めるための千億円の支援金を得た事実があり、アメリカがIMFや世銀に「一帯一路」参加国への融資を阻止した背景がある。
◆習近平がプーチンに電話
3月19日、習近平国家主席はプーチン大統領に電話をした。表面的には新型コロナのパンデミックを受けて治療や治療薬開発などに関して互いに協力しようということが主たる……
3月17日、中国の原油輸送巨大タンカー84隻が一斉にペルシャ湾に向かった。原油価格の暴落を受け爆買いするためだ。サウジとロシアの破談で狂喜する中国の浅ましいまでの動きを「モスクワ情報」を交えながら追う。
◆原油先取りのために一斉に動いた84隻のVLCC
3月16日夜半から17日明け方にかけて、中国のネットはざわついた。中国全土の港に横付けされているVLCC(Very Large Crude O……
中国がコロナから抜け出せたのは一党支配体制だからだという側面は否定しないが、しかしそれより大きいのは鍾南山という「体制に屈しない気骨の免疫学者」がいたからだ。ウイルスの前に一党支配体制はむしろ脆弱だ。
◆権力に屈しない鍾南山の気骨
中国における免疫学や呼吸器学などの最高権威である鍾南山は、1936年10月20日に江蘇省の南京市で生まれた。1960年に北京医学院(現在の北京大学医学部)を卒業し、……
10日の習近平武漢入りと合わせて中国から医療支援隊を海外に派遣し「共闘」をアピール。責任追及をかわすだけでなく、なんと、一帯一路や5G協力などへの交換条件を提示している。経済復興段階に入るつもりだ。
◆中国、海外に医療支援隊を派遣
習近平国家主席が新型コロナ発生以降、初めて武漢入りしたのは3月10日だが、3月9日を含めたそれ以降の中国の動きを見ると、習近平が何をしようとしているか、狙いが見えて……
Responsibility for the global epidemic lies with Xi Jinping, and the root cause is the appeasement and suppression of free speech fostered by single-party rule. Prime Minister Abe’s appeasement of Xi ……
習近平が10日初武漢入りし中国が新型コロナから脱出したシグナルを発信すると、11日にはWHOがパンデミック宣言をした。世界に新型コロナを蔓延させた真犯人が習近平なら、WHO事務局長は共犯者だ。
◆習近平の武漢入りは「人民戦疫」の勝利宣言
3月10日午前、習近平国家主席は湖北省武漢市に足を踏み入れた。新型コロナウイルス肺炎(以下、新型コロナ)発症以来、初めてのことである。李克強国務院総理は1月2……
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