コロナ感染者数が9億とされている中国大陸の人の出国を中国政府は解禁したが、それは3年前の春節における武漢でのコロナ発生時の過ちをくり返すことにならないか。人類は3年間も耐えてきた。中国には責任がある。
◆中国国内で感染が落ち着く3月過ぎまで出国させるべきではない
1月8日から実行されることになった<新型コロナウイルス感染症“乙類乙管”実施方案>の【三、主要措置】の(十二)に書いてあるように、中……
中国は日本に対してだけでなく韓国に対してもビザ発給を停止したが、その背景には何があるのかを、中国共産党系メディアを通して読み解く。アメリカのお荷物になりながら先走りする韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の動きが目立つ。
◆韓国に対してもビザ発給を停止した中国
日本へのビザ発給停止に関しては1月12日のコラム<中国、ビザ発給停止の背後にある本音>で考察したが、中国は同時に韓国に対してもビザ発給……
中国は1月10日、日本でのビザ発給を停止したが、その背後には岸田首相のG7メンバー国歴訪がある。なぜなら歴訪目的の中に中国脅威論の共有があるからだ。安保3文書とともに間断なく非難を続けている。
◆中国、日本人に対する突然のビザ発給停止
駐日中国大使館は1月10日、中国を訪れる日本人へのビザ発給を一時的に停止したと発表した。中国からの渡航者に厳しい水際対策を取る一部の国に対して、中国は相応の対抗……
第20回党大会では、中共中央委員会委員だけでなく政治局委員にまでなっている地方政府書記が6人もいるが、その内の4人は博士でテクノクラートだ。しかも東北三省出身者が多い?そこには思いもかけない事実が!
◆中共中央政治局委員になった地方政府書記の横顔
1月10日のコラム<習近平のアキレス腱 力を持つ地方政府>で述べたように、中国の全ての地方政府の書記は中共中央委員会委員だが、その内の6人が中共中央……
2021年初頭から習近平はゼロコロナに関する緩和策を少しずつ出していたが、地方は指示通りには動かなかった。そこには層層加碼以外に、地方分権にも近い政治構造が潜んでいることを知る人は少ない。
◆力を持つ地方政府を生んだのは習近平の父・習仲勲
習近平政権における中央が、2021年1月からゼロコロナ政策に関する規制緩和を少しずつ出してきたことは、2022年12月7日のコラム<中国ゼロコロナ規制緩和は……
日本では中国がコロナ規制を大きく緩和したのは「白紙革命のせいだ」とするのが前提になっている。ところが習近平は規制大緩和に向けてICU病床の爆発的増加を1年以上前から計画し、実現していた。
◆コロナ発生時における中国のICUベッド数
コロナ感染重症患者の救助はICU( Intensive Care Unit=集中治療室)が最も重要だと言われているが、2020年初頭、武漢でコロナが感染拡大し始めた……
総人口14億人の80%がコロナ感染しているという中国の専門家の予測がある一方、1日のコロナ感染死者数は中国政府発表で「0-5人」が続いている。あり得ない!何が起きているのか?
◆たとえば1月2日のコロナ感染死者数「3人」と中国政府発表
2022年12月25日、中国の国家衛生健康委員会は、この日からコロナ感染状況を国家衛生健康委員会ではなく中国疾病予防制御センター(Chinese Center ……
感染拡大が激化している中国だが、コロナ関係の専門家はコロナ感染のピーク時期は春節(1月22日)明け前後で、3月上旬には安定した状況になるだろうと予測している。中国政府はそれに沿って政策を調整している。
◆中国外交部の発言
中国の春節は1月22日で、2月5日の元宵節までが春節休暇期間となる。中国のコロナ関係専門家らは、おおむねこの休暇期間にコロナ感染のピークが来て、3月に入ると安定していくだろう……
今年3月5日から始まる全人代で三期目の習近平政権が始まる。習近平には後継者がいないとみなされているが、必ずしもそうではない。党人事選出プロセスの解読により、いざという時の後継者がいたことを突き止めた。
◆丁薛祥(党内序列6位)の履歴がおかしい!
昨年10月の第20回党大会閉幕後の一中全会(第一次中央委員会全体会議)で選ばれた新チャイナ・セブン(中共中央政治局常務委員会委員7人)の来歴を調べてい……
中国にコロナ感染者優先雇用求人広告が現れたので、その真相を追いかけていたところ、突然、中国政府が「現在のコロナウイルスでは肺炎を起こさないので、正式病名から【肺炎】を削除する」と言っているという情報にぶつかった。
◆コロナ感染(経験)者を優先雇用します!
12月21日の杭州網というウェブサイトは、<「陽過(コロナが陽性になったことがある人)を優先的に採用します」という求人広告を出す企業が>とい……
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