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習近平国家主席(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
習近平国家主席(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
中立を捨て反イスラエルに立ち始めた中国 中東勢力図が米中覇権の分岐点に!
2023-10-18
10月9日、中国外交部報道官は「中国はイスラエルとパレスチナの友人」と発言して「中立」の立場を鮮明にしていたが、10月13日にサウジアラビア(以下、サウジ)・イラン両国首脳が会談してサウジが「イスラエルとの和解は凍結する」と表明した瞬間から、事態は一気に急変していった。 中国は明確にイスラエルのガザ地区に対する過度な報復攻撃を非難し、アラブの盟主・サウジやイランあるいはロシアと足並みを揃えながら……
ガザ地区を包囲する壁(写真:ロイター/アフロ)
ガザ地区を包囲する壁(写真:ロイター/アフロ)
ガザ地区包囲壁と長春食糧封鎖「チャーズ」の鉄条網―なぜイスラエルならジェノサイドが正義になるのか?
2023-10-16
1947年、国連は「パレスチナの地」を(ユダヤ教の)イスラエルと(イスラム教の)パレスチナで二分するとしながら、そこにいた多くのパレスチナ人を故郷から追い出したままこんにちに至っている。 不平等にも、国家主権を持った独立国家として国連加盟を認められていないパレスチナの一部であるガザ地区はいま、イスラエルによって壁で包囲され水道もガスも電気も断たれた状態でイスラエルからの陸海空による全面攻撃を受け……
イスラエル・ハマス戦で使われる武器(写真:ロイター/アフロ)
イスラエル・ハマス戦で使われる武器(写真:ロイター/アフロ)
中国 米メディアの「ウクライナ武器のハマスへの転売」に注目
2023-10-13
中国政府の通信社電子版「新華網」は、盛んに米メディア由来の「アメリカがウクライナに渡した武器の一部がハマスに渡っているのではないか」という報道を分析している。そこにはアメリカから常に「中国が秘かにロシアに武器支援をしているのではないか」という疑いをかけられてきたことに対する皮肉が込められているのかもしれない。   ◆新華網 「ウクライナは対ウ支援武器をハマスに転売か?」 10月11日の新華網……
ハマス奇襲で緊迫する中東情勢(写真:ロイター/アフロ)
ハマス奇襲で緊迫する中東情勢(写真:ロイター/アフロ)
ハマスの奇襲 背景には中東和解に動いた習近平へのバイデンの対抗措置
2023-10-11
10月7日、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスがイスラエルに向けて大規模奇襲攻撃を行った。中東戦争に発展するのではないのか、世界が注目している。表面的にはサウジアラビア(サウジ)がパレスチナ問題を解決しないまま、イスラエルと国交正常化することに対するハマスの怒りの表れと解説されているが、実はその背後で動いていたのは、又もやアメリカの世界制覇への諦めきれない執着だ。 中国が仲介してサウジとイ……
プーチン大統領にすり寄ったブッシュ大統領(写真:ロイター/アフロ)
プーチン大統領にすり寄ったブッシュ大統領(写真:ロイター/アフロ)
ウクライナ危機を生んだのは誰か?PartⅡ2000-2008 台湾有事を招くNEDの正体を知るために
2023-10-09
アメリカの軍産複合体を支えるネオコン(新保守主義)指導下で1983年に設立された全米民主主義基金NED(第二のCIA)は、プーチン政権になるとロシア経済が息を吹き返したため、プーチン政権を潰すべく旧ソ連圏諸国におけるカラー革命を加速し始めた。カラー革命は「現政権の選挙不正を口実にして民衆を焚きつける手法」で共通している。その中の一つにウクライナのオレンジ革命がある。 この手法は10月4日のコラム……
ロシアがウクライナ侵攻(写真:ロイター/アフロ)
ロシアがウクライナ侵攻(写真:ロイター/アフロ)
ウクライナ危機を生んだのは誰か? 露ウに民主化運動を仕掛け続けた全米民主主義基金NED PartⅠ
2023-10-04
PartⅠ:1991-1999年の基本情況。 ソ連崩壊とベルリンの壁崩壊などに関して全米民主主義基金NED(National Endowment for Democracy)が関与していたことはNEDの「年次報告書」のデータから判明したが(参照:8月21日のコラム<遂につかんだ! ベルリンの壁崩壊もソ連崩壊も、背後にNED(全米民主主義基金)が!>)、崩壊後からこんにちに至るまで、ロ……
9月13日、金正恩総書記とプーチン大統領が会談(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
9月13日、金正恩総書記とプーチン大統領が会談(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
中国は朝露蜜月をどう見ているか――中国政府元高官を取材
2023-09-18
日本のメディアでは盛んに「金正恩にまですがる哀れなプーチン」とか「朝露接近は中国に脅威」など、プーチンや習近平を侮蔑しさえすれば日本が強くなれるかのごとき錯覚を抱かす報道が目立つ。中国は朝露の軍事的接近をどのように受け止めているのか、高齢の中国政府元高官を取材した。意外な回答が戻ってきた。 ◆中国政府元高官:軍事同盟は中朝間のみ、朝露の軍事的接近は非常に助かる         :ウクライナ戦争……
星島日報に載っていたロシア衛星通信社の画像
星島日報に載っていたロシア衛星通信社の画像
中国の歌姫・王芳がウクライナ廃墟の劇場でカチューシャを歌う「なぜ?」
2023-09-14
中国の人気歌姫である王芳が、ウクライナ東部の廃墟になっているマリウポリ劇場でロシアの歌「カチューシャ」を歌い、ウクライナ政府は中国に抗議した。しかし中国政府は関与しておらず、ロシアが組んだツアーに王芳がその夫・周小平(全国政治協商会議代表)などと共に参加しただけだ。中国政府側は歌唱画面のSNS(中国のウェイボー)や関連記事を削除するものの、処罰を与えるという気配は今のところない。その複雑な背景を考……
本日、内閣改造(写真:つのだよしお/アフロ)
本日、内閣改造(写真:つのだよしお/アフロ)
戦略なき内閣改造ながら尖閣だけは対中譲歩 国土交通大臣に公明党
2023-09-13
9月13日に岸田首相による内閣改造が実施された。党内各派閥への配慮と自身の次期総裁再選しか考えてない国家戦略なき改造だが、それでもなお、尖閣諸島を巡る対中譲歩だけは堅持して、最も親中で知られる公明党から国土交通大臣を選んでいる。   ◆尖閣諸島を管轄する国土交通大臣は公明党から選ぶ岸田首相 支持率が落ち続けている岸田首相は、9月13日に内閣改造を行った。 自民党内は、とても同じ政党とは思え……
天安門にはためく五星紅旗(写真:ロイター/アフロ)
天安門にはためく五星紅旗(写真:ロイター/アフロ)
2023年中国標準地図は、日本が黙認した1992年の中国「領海法」に基づいている
2023-09-11
中国が毎年発表している「中国標準地図」に関して、今年だけ騒ぎ立てたのは、習近平国家主席がG20首脳会議に参加しない理由探し(邪推?)にメディアが沸騰したからに過ぎない。少なくとも2001年以来、中国標準地図は領土範囲を変えたことがなく、表示するときの縮尺などを変えたに過ぎない。 むしろ問題なのは、その領土の境界線(特に南シナ海・台湾海域など)は1992年2月に制定された中国の「領海法」に基づいて……
米中新産業WAR トランプは習近平に勝てるのか?
『米中新産業WAR トランプは習近平に勝てるのか?』

遠藤誉著(ビジネス社)発売日:2025/3/3
中国「反日の闇」
『中国「反日の闇」 浮かび上がる日本の闇』

遠藤誉著(ビジネス社)
嗤(わら)う習近平の白い牙――イーロン・マスクともくろむ中国のパラダイム・チェンジ
嗤(わら)う習近平の白い牙――イーロン・マスクともくろむ中国のパラダイム・チェンジ

遠藤誉著(ビジネス社)
習近平が狙う「米一極から多極化へ」 台湾有事を創り出すのはCIAだ!
習近平が狙う「米一極から多極化へ」 台湾有事を創り出すのはCIAだ!

遠藤誉著(ビジネス社)
習近平三期目の狙いと新チャイナ・セブン
習近平三期目の狙いと新チャイナ・セブン

遠藤 誉 (著)、PHP新書
もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」
もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」

遠藤 誉 (著)、実業之日本社
ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略 世界はどう変わるのか
ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略 世界はどう変わるのか

遠藤 誉 (著)、PHP
ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元
裏切りと陰謀の中国共産党建党100年秘史 習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐

遠藤 誉 (著)、ビジネス社
ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元
ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元

遠藤 誉 (著), 白井 一成 (著), 中国問題グローバル研究所 (編集)
Japanese Girl at the Siege of Changchun: How I Survived China's Wartime Atrocity
Japanese Girl at the Siege of Changchun: How I Survived China's Wartime Atrocity

Homare Endo (著), Michael Brase (翻訳)
激突!遠藤vs田原 日中と習近平国賓
激突!遠藤vs田原 日中と習近平国賓

(遠藤誉・田原総一朗、実業之日本社)
米中貿易戦争の裏側 東アジアの地殻変動を読み解く
米中貿易戦争の裏側 東アジアの地殻変動を読み解く

(遠藤誉著、毎日新聞出版)
「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか 
「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか 

(遠藤誉著、PHP研究所)

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