トランプ支持者の米議事堂乱入を見て中国の環球時報は喜びを隠し切れず、中国のネットユーザーは狂喜乱舞している。米中覇権において中国に有利に働いているが、しかしそれでもアメリカ民主主義の修復力を信じたい。
◆嫌味たっぷりの「環球時報」報道
中国共産党機関紙「人民日報」傘下にある「環球時報」電子版「環球網」は1月7日、「華春瑩、アメリカの“国会占領”に回答:アメリカ人民が一日も早く平和安定と安全を享……
6日、香港立法会の民主派前議員や区議会議員など約50人が逮捕された。背景には民主派の「死なばもろとも十歩」計画がある。十歩目は中共とともに崖から飛び降りる際の国際社会支援頼み。現状では望み薄か。
◆逮捕された人たちの経緯
1月6日に民主派系列の全立法会(香港議会)議員や区議会議員など50人超が逮捕されたが、この人たちは、2020年9月に予定されていた立法会議員選挙に向け、民主派の候補を絞り込……
This article is an English translation of the article on December 7th.
The Communist Party of China (CPC) is China’s ruling party, providing the core of leadership for China’s unique system of soci……
起きるはずのことが起きなかった年
すべての国が新型コロナウイルス感染拡大によって変化を強いられ、傷跡を残している。どの国が最も影響を受けているかは判断が難しい。死者数は国によって大きく異なり、どの国の経済も動揺し、政治と政治家は公衆衛生の緊急事態によって軌道修正を余儀なくされている。香港では、ウイルスの最悪の事態をほぼ回避できたにもかかわらず、おそらく最も大きな政治的混乱が起きている。香港は現在……
One week, two deals
Although the capitals of the UK and Europe saw a much-muted Christmas season, devoid of official events and fireworks, the lack of celebration didn’t mean that work wasn’t being d……
一、
台湾人は、もう自分の「香港問題」を真剣に考え始めなければならない。これは、人権、自由などの普遍的価値に基づいた香港への関心であるが、台湾の国益のためでもある。また、香港問題が展開するにつれて、「〈台湾独自の〉香港問題」も形成しつつあり、その過程と帰結を注意深く観察する必要があるからである。
二、
台湾人は、今まで香港問題に関心を抱いてきた。特に「香港国家安全維持法」(いわゆる「香港国……
日本ではアリババなどIT大手3社の独禁法違反処分を中国政府の民間企業への介入と報道する傾向にあるが、実はこれはTPP11参加に向けて中国も国際標準に近づきつつあることへのアピールとみなすべきだろう。
◆独禁法違反で処分を受けた中国大手IT企業3社
中国政府の「国家市場監督管理総局」は12月14日、以下の中国大手IT傘下の企業に対して独占禁止法(以後、独禁法)と「経営者集中申請基準に関する国務院……
The year that wasn’t
All countries have been changed and scarred by the coronavirus pandemic. Which country has been affected most would be hard to say, death tolls have varied widely by country, ec……
中国共産党は中国の執政党であり、中国の特色ある社会主義事業の指導の核心である。『中国共産党規約』の関係規定に基づき、党の全国代表大会は通常5年ごとに1回開催する。党の全国代表大会は最高権力機関である。通常言うところの“十九大”とは、即ち“中国共産党第19回全国代表大会”の略称である。党の全国代表大会は選挙で中央委員会を選出する。党の中央委員会は通常毎年1回全体会議を開催する。一般的に、一期の中央委……
輸出管理法がレアアース規制を含むのか、その場合日本が対象国となり得るのか否かに関して日本企業の不安が大きい。しかし「環球時報」情報と同法条文を見る限り、対象国は選別され日本は対象外となる可能性が高い。
◆「環球時報」英文情報を読み解く
今年11月26日付の中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球時報」(英語版)はConcerns about export restrictions drive……
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