今年3月5日から始まる全人代で三期目の習近平政権が始まる。習近平には後継者がいないとみなされているが、必ずしもそうではない。党人事選出プロセスの解読により、いざという時の後継者がいたことを突き止めた。
◆丁薛祥(党内序列6位)の履歴がおかしい!
昨年10月の第20回党大会閉幕後の一中全会(第一次中央委員会全体会議)で選ばれた新チャイナ・セブン(中共中央政治局常務委員会委員7人)の来歴を調べてい……
中国にコロナ感染者優先雇用求人広告が現れたので、その真相を追いかけていたところ、突然、中国政府が「現在のコロナウイルスでは肺炎を起こさないので、正式病名から【肺炎】を削除する」と言っているという情報にぶつかった。
◆コロナ感染(経験)者を優先雇用します!
12月21日の杭州網というウェブサイトは、<「陽過(コロナが陽性になったことがある人)を優先的に採用します」という求人広告を出す企業が>とい……
22日、中国のネットに内部資料として現れた怪文書はすぐに削除されたが、転載されて世界が注目している。その真偽は別として、感染爆発の背景を追ったところ、何が起きているかがようやく見えてきた。
◆12月「20日間で約2.48億人がコロナ感染した」という怪文書
12月22日、中国のネットのウェイボー(weibo)に「2022年12月21日に開催された国家衛生健康委員会(議事録)摘要」が貼られたが、オ……
中国がコロナ・ワクチンに関して国内産しか使わず国外産を購入しないのは、習近平の独裁やメンツのためだという批判が多い。しかし中国がもし国外産のワクチンを購入したら、中国の国家財政は短期間で破綻する。
◆中国国内産のワクチンの価格
ワクチンの価格は一般にあまり公開しないが、コロナが伝染し始めた2020年12月19日の北京日報のWechat公衆号の記事によれば、中国国産ワクチンの1回当たりの経費は2……
安保3文書案に関して公明党が中国に配慮し「わが国」を削除して「脅威」だけを残した。中国で絶賛されている公明党は、遂に「中国の戦友」とまで呼ばれるようになった。その動画を文字化してご紹介する。
◆中国の顔色を重視して日本の安保理念のレベルを下げる公明党
日本の安全保障に関する「安保3文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)」の文案討議に当たって、政府が当初示したのは「中国が日本の排……
12月7日からサウジを訪問した習近平は湾岸協力会議やアラブ諸国首脳との会議に出席し、人民元決済に意欲を示した。これで習近平は上海協力機構、BRICS、ASEANやアフリカだけでなく中東をも引き寄せたことになる。
◆サウジアラビア、習近平への破格の歓迎
12月7日、習近平が乗った専用機がサウジアラビア(以下、サウジ)の領空に突入すると、サウジ空軍の戦闘機4機が護衛のため離陸した。 専用機がサウジ……
習近平三期目における中共中央政治局委員の人事異動が連続している。中でも新たに重慶市書記になった袁家軍は習近平のお気に入りで、日本学術会議と提携した時の中国科学技術協会の副主席だった。
◆袁家軍が重慶市の書記になるまでの経緯
12月8日、中共中央は重慶市の書記に中共中央政治局委員である袁家軍を任ずると発表した。それまで重慶市書記をしていた陳敏爾は天津市書記に異動した。重慶市では同日、指導幹部の会……
江沢民元国家主席の追悼大会は、かつてない壮大な規模で行われた。習近平が2012年に総書記に、翌年国家主席になれたのは江沢民のお陰だが、それにしても弔辞での江沢民への礼賛の仕方が尋常ではない。なぜか?
◆習近平の江沢民への弔辞における礼賛が尋常ではない
11月30日、江沢民元国家主席(96歳)の訃報が伝えられると、半旗が掲げられ、中国のネットは一斉にモノクロになった。追悼大会は12月6日午前10……
抗議デモのあとコロナ規制緩和をする都市が続出したので、デモを受けて中国政府が慌てて緩和しているという論調が広がっているが、実際は緩和策は早くから出ており、現場が責任逃れのために厳しくしていただけだ。
◆11月11日の「20ヵ条」指示_「層層加碼」をした者は処分する
12月1日のコラム<中央のコロナ規制緩和を末端現場は責任回避して実行せず――原因は恐怖政治>に書いたように、中国政府は今年11月1……
11月11日、中国政府はコロナ制限緩和20ヵ条政策を出しているが、末端現場は万一の感染拡大に対する責任を取りたくないとして実行してこなかった。今般の抗議デモは実行を迫る結果を招き有意義だったと言える。
◆コロナ規制緩和策は何度か出しているが、末端の現場が緩和させない
中国のコロナ政策を決める最高決定機関は「国務院聯防聯控機構」で、これは国家衛生健康委員会を中心として全ての中央行政省庁を包含して……
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