2019年は、米中関係にとって極めて重要な年として幕を下ろしそうである。年末が近づき、香港では比較的穏やかな数週間が続いており、米中両国は貿易協議の第1段階の合意に達したと主張しているが、詳細が述べられた文書はいまだに公表されていない。しかしこの年末の静けさを広範な米中衝突終結の兆候であると考えるべきではない。それは、せいぜい短い休戦にすぎないのだから。解決されたものは何もなく、2020年代始まり……
2019 will go down as a pivotal year for US-China relations. As the year end approaches Hong Kong has enjoyed a few relatively quiet weeks and both sides claim a phase one trade is agreed but we have ……
香港での抗議活動は約6カ月にわたって続いているが、この数週間ほどが最も危うい状況だった。警察が例外的な場合を除きデモを許可しないから、今や何百万人もの人々が街をデモ行進する光景はもう見られないかもしれない。11月に入って続いた混乱や暴力の度合が、多くの人々に驚きや衝撃、悲しみを与えたにも関わらず、デモ隊側の要求には依然幅広い支持があるようだ。別の言い方をすれば、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官……
After nearly 6 months of protest Hong Kong has just experienced its most volatile couple of weeks. The city may no longer see millions of people marching through the streets, not that the police ar……
貿易戦争は、貿易、経済、そして評論家(!)にまで損害を与えている。状況はローラーコースターのようにめまぐるしく変化してきた。関税の設定、発動の延期、関税の引き上げ、行き詰まり状態の打開、それから沈黙が続いた後、大きな取り決めが交わされた。それ以降、動きは見られない。
先週の発表は、おそらくこれまでで最も前向きに合意の可能性について言及したものであったと言えるだろう。しかし、今週月曜日の朝にWal……
Trade wars take their toll on trade, on economies and on commentators! It has been an exhausting rollercoaster ride of ups and downs. Of tariffs, of delayed tariffs, of increased tariffs, of breakth……
中国と米国の関係はここ数十年で最悪の状態にあり、近い将来改善できると考える理由はほとんどない。ただ、悲観的な見方が支配的な中で、着実とは言えないにしても、ゆっくりとした進展は続いている。中国の金融市場の一部が前例のないレベルにまで開放されているのだ。現代中国で初めて株式が発行されてから40年、上海と深圳の証券取引所が設立されてから30年近くが経過し、現在の中国の資本市場はかつてないほど開かれたもの……
The ties between China and America are the worst they have been in decades, and there is little reason to think they can improve in the near future, yet amongst all the gloom there have been a series ……
フレイザー・ハウイー
Red Capitalism, The Fragile Financial Foundations of China’s Extraordinary Rise (「赤い資本主義、中国の目覚ましい発展を支える脆弱な金融システム」) 共著者
中国と米国の間で直近の追加関税が発効したが、現下の両国の対立は貿易よりも重要な戦線に拡大している。 貿易交渉担当者が7月下旬に上海での……
Just as the latest round of trade tariffs comes into effect a more significant front in the ongoing divergence between China and the United States is expanding. Trade negotiators finished a brief Sh……
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