モラルハザード
中国の資本市場では、創設以来、モラルハザードが問題となっている。 基本的には、負債を返済することができない倒産企業が出れば、政府が常に救済策をまとめてくれ、株価が下がり過ぎれば、政府チームが介入して株式を買ってくれ、相場下落の圧力を和らげるために、規制当局がルールを変更したり新規発行を制限してくれるという考え方である。 この根底にある考え方は、政府の後ろ盾があるため、投資家が実際……
Moral Hazard
Moral hazard has been a problem in Chinese capital markets since they were founded. Basically, the idea is that the government will always be there to orchestra a bailout of a failing c……
Chilly in Springtime
It may be springtime in capitals in the Northern hemisphere, but it remains decidedly chilly when it comes to relations between the US, EU, UK, and China. All three in their own……
Finding a role
Since the Brexit referendum in 2016 there has been a continual cry from the victors to hurry up and get Brexit done. It took until the end of 2020 before the formal and effective exit……
最もましな経済
1年と少し前、このコラムで(EN 796/JP 815)来るべき10年間を展望した際、中国の前途は険しかった。経済成長の鈍化、何年にもわたる無秩序な信用拡大の後で増大する国家および民間セクターの債務不履行、南シナ海での中国の強硬な政策を受けた以前よりはるかに厳しい地政学的環境、香港に対する政治的弾圧、新疆ウイグル自治区で続く人道に対する罪は、習近平指導下の中国が直面した問題の一部……
Least Bad Economy
Little over a year ago this column (EN 796 / JP 815) when looking forward to the coming decade saw difficult years ahead for China. Slowing economic growth, growing state and priva……
1週間に2つの合意
昨年末、英国や欧州の首都は例年と違ってとても静かなクリスマスを迎え、公式イベントや花火、祝賀行事はなかった。だからといって、権力の中枢で動きが一切止まっていたわけではない。 欧州連合(EU)は2020年最後の週に、英国および中国と通商や投資の協定に合意した。わずか数週間前にはどちらも合意は難しそうに思われたものだ。とにかく2020年は驚きが多い年だった。
英国では4年前、国……
起きるはずのことが起きなかった年
すべての国が新型コロナウイルス感染拡大によって変化を強いられ、傷跡を残している。どの国が最も影響を受けているかは判断が難しい。死者数は国によって大きく異なり、どの国の経済も動揺し、政治と政治家は公衆衛生の緊急事態によって軌道修正を余儀なくされている。香港では、ウイルスの最悪の事態をほぼ回避できたにもかかわらず、おそらく最も大きな政治的混乱が起きている。香港は現在……
One week, two deals
Although the capitals of the UK and Europe saw a much-muted Christmas season, devoid of official events and fireworks, the lack of celebration didn’t mean that work wasn’t being d……
The year that wasn’t
All countries have been changed and scarred by the coronavirus pandemic. Which country has been affected most would be hard to say, death tolls have varied widely by country, ec……
カテゴリー
最近の投稿
- 中国の無差別殺傷を「社会への報復」で片づけていいのか? 語源は日本のひろゆき氏の「無敵の人」
- 台湾の未来はいかに トランプ復活を受けた新たなレジリエンスと自治
- 南米をも制する習近平 トランプ2.0の60%関税を跳ねのけるか
- 習主席にとって石破首相の重要性は最下位 ペルー2国間首脳会談
- 中国珠海車暴走事件の容疑者は金持ちか なぜ動機は離婚財産分与への不満と分かったのか
- Taiwan’s Diplomatic Strategies: Balancing New Resilience and Autonomy Amid a Trump Return
- 日本はなぜトランプ圧勝の予測を誤ったのか? 日本を誤導する者の正体
- トランプ2.0 イーロン・マスクが対中高関税の緩衝材になるか
- トランプ勝利を中国はどう受け止めたか? 中国の若者はトランプが大好き!
- 中国CCTV:米大統領選_「札束」の力と「銭」のルール