The 2024 Taiwan election has finally concluded, revealing a complex political landscape. The ruling Democratic Progressive Party (DPP) led by President Lai Ching-te and Vice President Hsiao Bi-khom se……
台湾総統選で親米の民進党・頼清徳氏が勝利した。立法院に関しては国民党が議席を増やしたものの過半数に達せず、1議席しか民進党に勝っていない。「ねじれ国会」は民衆党が国民党側に付くか民進党側に付くかによって方向性が決まる。
中国は頼氏の得票率が40%でしかないことを以て、この選挙結果は台湾の主流世論ではないと主張。これまでの姿勢を変えない構えだ。
国民党の意外な敗因と今後の中台の動向を考察する。
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習近平国家主席が信頼を寄せていた李尚福元国防部長をはじめ、9名の軍幹部が腐敗問題で失脚したことなどを受け、1月8日、習近平は腐敗や汚職など党規約違反を審議する中央紀律検査委員会全体会議を開いて、党内になお蔓延(はびこ)る腐敗や汚職の一掃を求める談話を発表した。
2013年から始まった激しい反腐敗運動は、特に軍部に蔓延(まんえん)する底なしの腐敗を撲滅して軍のハイテク化を図るためだった。2015年……
昨年末に習近平国家主席は、中央テレビ局CCTVを通して「二〇二四年新年の挨拶」を表明した。その中で台湾問題に関して「祖国統一是歴史必然」(祖国統一は歴史的必然である)と述べている。日本のメディアはこれを以て、習近平は野心家なので台湾統一をしようとしているというニュアンスで「台湾有事」を警戒しているが、「台湾統一」は1950年代に毛沢東が「祖国の使命」として強調したもの。新中国(中華人民共和国)誕生……
12月26日午後2時から、台湾総統選候補者の政見放送第二弾がライブで行われた。民衆党の柯文哲候補、国民党の侯友宜候補、民進党の頼清徳候補の3候補が順番に10分ずつ3回にわたって政権表明をしたが、何よりもインパクトがあったのは頼清徳候補の最後の一言だった。
◆台湾総統選政見放送第二弾
12月26日の午後2時から台湾総統選立候補者の政見放送があった。1人1回10分間の制限内で、3回政見を発表できる……
12月12日~13日、習近平国家主席がベトナムを訪問した主たる目的は両国内で暗躍するNED(全米民主主義基金)に対する警戒と共闘だった。ベトナム戦争後もアメリカはベトナムの南方派に支援を続け北方派が中国と関係を深めることを阻止しようしてきた。ベトナムにおけるNEDの暗躍は1987年以降に目立つ。特に今年は親米の南方派が敗北したのでNEDの暗躍は活発化するだろう。
中国に関しては香港や台湾および中……
岸田首相の不支持率が79%に達したことは、日本人でも「それでもこの内閣を存続させるのか」と思ってしまうが、中国でも驚きを以て報道され、中央テレビ局CCTVや新華社が報じたので、中国のネット空間はそれが次から次へと転載されて騒然としている。
中国の腐敗文化は数千年の歴史を持ち、江沢民政権はそれを助長し、胡錦涛政権では江沢民勢力により是正できなかったが、習近平政権になってからは反腐敗運動を展開して、……
香港の民主活動家だった周庭(アグネス・チョウ)さんがカナダに亡命し、二度と香港に戻らないことを表明したが、彼女もまたNED(全米民主主義基金)の支援の下でデモ活動をしていたのかと思うと、何とも複雑だ。
◆周庭さんは香港衆志(デモシスト)の創立者の一人
香港の政党の一つに香港衆志というのがある。2016年4月に創立されたもので、英語ではDemosistō、日本語では「デモシスト」と呼んでい……
今回(PartⅣ)は「ウクライナ危機を生んだのは誰か?」シリーズの最終回である。初めてご覧になる方はPartⅢにPartⅠやPartⅡのことが書いてあるので、そちらをご参照いただきたい。このシリーズのNED(全米民主主義基金)に関するデータは、すべてNEDの年次報告書(1983年~2021年)に基づいている。
これらを分析する目的は、アメリカがNEDを遣って中国大陸や香港あるいは台湾で「人に気づ……
アメリカは中華民国と国交を断絶した1979年に、同時に「台湾関係法」という国内法を制定して、台湾への武器売却を大々的に継続している。それどころか、2022年9月に米議会は、台湾政策法案を賛成多数で可決し、同年末に国防権限法の中に盛り込んだ。米国による台湾への軍事支援を大幅に強化する内容のほか、中国が台湾に対し敵対行動に出た場合の対中制裁に関する文言も盛り込まれている。日本はこれを合法として非難する……
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