6.戦略的提携とCPTPP加盟
地域経済統合をめぐるダイナミックな展開において、台湾による主要国との戦略的提携が、経済成長と協力関係を促進する上で重要であることが証明されている。市場アクセスの強化にとどまらず、グローバルな舞台において信頼に足りる、責任ある貿易相手国としての役割を台湾が担っていることを示すためにも、こうした提携関係は極めて重要である。ここからは、台湾の経済発展に大……
4.CPTPP加盟に立ちはだかる課題:英国および中国の影響
台湾のCPTPP加盟には様々な難題が複雑に絡み合っているが、その顕著な例として挙げられるのが、英国の加盟ならびに中国が担っている複雑な役割をめぐる最近の動向である。こうした展開においては、外部との提携関係を活用した戦略的アプローチによって台湾がこれらの課題を克服し、さらには念願である協定内における地位を確……
1.序論:CPTPP加盟をめざす台湾の戦略的方向性
地域経済の統合化を目指す台湾を象徴するような極めて重要な戦略的試みとして、台湾は「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」(CPTPP:Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership)への加盟を目指している。アジア太平洋地……
ウクライナ戦争勃発1周年に当たる今年2月24日に「和平案」を発表した中国はいま、ウクライナ戦争の停戦をどう位置付けているかに関して考察したい。
◆中国のネットでは「アメリカの大統領選が終わるまで」の声
中国政府や中国共産党関連のウェブサイトが「ウクライナ戦争はいつまで続くだろう」とか「どういう状況が来たら停戦になるか」といった予測的な話題を書かないだろうことは容易に想像がつく。しかし、一般ネッ……
戦後日本を占領していたGHQは、「日本人が犯した戦争の罪に対する贖罪意識」を徹底して植え込み、自虐史観を抱かせることに成功した。それも「アメリカ脳化」政策同様、日本政府とメディアを使ったので、日本人はGHQに操作されていることに気づくことなく自ら進んで意識改革をしていった。いま同じアメリカがNED(全米民主主義基金)を用いて「反中、嫌中」意識を同じくメディアを用いて日本人に植え込んでいる。だから自……
◆GHQが行った「日本人の精神構造解体」
1945年8月15日に日本が無条件降伏をすると、8月30日にはダグラス・マッカーサー連合軍最高司令官が、パイプをくわえながら厚木の飛行場のタラップに降り立った。その日から日本はGHQ(General Headquarters, the Supreme Commander for the Allied Powers=連合国軍最高司令官総司令部)の支配下に置……
1.Introduction: Taiwan's Strategic Path to CPTPP Accession
Taiwan's pursuit of integration into the “Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership” (CPTPP) is a pivota……
お約束通り、今回はNED(全米民主主義基金)が、いつ頃から中国に潜り込み、どのような形で中国政府転覆のための民主化運動を支援してきたか、その推移をご紹介する。データは全てNEDの年次報告書から得た。本邦初公開だ。
◆1985年から2021年までの中国における潜伏活動一覧表
前回(8月2日)のコラム<秦剛前外相は解任されたのに、なぜ国務委員には残っているのか?>の文末で中国におけるNED活動の全……
1. ポストコロナの雇用市場における構造的変化
中国の国家統計局が7月17日に発表した最新の失業者数から、若者(16~24歳)の失業率が3カ月連続で過去最高の水準に達したことがわかった。失業率は4月の20.4%から5月に20.8%、6月にはさらに21.3%にまで上昇した。
雇用環境は5月以降、厳しさを増している。積極的に求職活動を行っている3300万人強のうち、……
7月25日に秦剛(しん・ごう)前外相が解任され、後任に中国外交のトップである王毅(おう・き)政治局委員が任命された。秦剛氏解任に関してはさまざまな噂が飛び交っているが、「なぜ国務委員には残っているのか」に関する回答を持っている人はいないようだ。答えは実に簡単。中国政治を真に理解している人なら、すぐにわかるはずだ。
◆秦剛氏が外相を解任されながら、国務委員に残っているわけ
7月25日、習近平国家……
カテゴリー
最近の投稿
- トランプが下野したら、「世界は米国よりも中国を信用する」という世論調査結果を覆せるのか?
- 開放の裏で進む統制の厳格化:中国の新たな出入国規定と人の移動の安全保障化
- 長崎「南京大虐殺」を「南京事件」に―中国共産党に批判する資格はない 毛沢東が無視したことを忘れたか?
- 黒船から白船へ:米台沿岸警備隊の写真とインド太平洋における海洋秩序の変容
- 新たなオイルパワー
- 枠組みは前進するも、慎重な戦略:ASEAN外相会議と南シナ海を巡る競争の制度化
- 「被災者をも自己アピールのネタに?」 中国のネットがざわつく高市総理の被災地視察
- Open Doors, Tighter Controls: China’s New Exit–Entry Rules and the Securitisation of Mobility
- 2002年の高市発言「日中戦争は自衛のため」が、いま中国で吹き荒れている
- トランプのイラン大規模攻撃計画中止の背後で、習近平はどう動いていたのか?








