イスラエルのネタニヤフ首相が来月訪中すると、イスラエルのメディアが報道した。中東で弱体化するアメリカを尻目に、中東和解外交をバネにして、習近平は一気に「米一極から多極化へ」の地殻変動を起こそうと狙っている。
◆ネタニヤフ首相訪中を中国の「環球時報」が速報
6月27日の環球時報は<イスラエルメディア:ネタニヤフ首相が来月中国を訪問 これはワシントンにますます我慢ならない証拠>というタイトルで速報……
インドのモディ首相が訪米し、バイデン大統領と会談した。バイデンとしてはインドをアメリカ側に引き付けて中国とインドを引き離すのが目的だが、モディは漁夫の利は手にしても心は売らない。そこがわが国の岸田首相と徹底して違うところだ。
◆インドがアメリカから武器を調達したのは対中包囲網のためか?
6月22日、アメリカを訪問していたインドのモディ首相はバイデン大統領とホワイトハウスで会談し、防衛分野や半導……
このたびのブリンケン訪中目的に関し、日本の大手メディアは口をそろえてアメリカが発するメッセージを反復するだけだが、真の目的はそんなきれいごとではない。習近平がブリンケンと会った思惑とともに考察する。
◆ブリンケン訪中の裏にある真の目的と窮状
アメリカはブリンケン国務長官の訪中に先駆け、たとえば14日、キャンベル・インド太平洋調整官が、「米政府は衝突のリスク低減に向けた危機管理メカニ……
◆バイデン大統領の「女王陛下万歳!」
6月16日、バイデン大統領はコネティカット州で開催された銃規制法案をめぐる会合で演説し、演説の最後に「女王陛下万歳!(God Save the Queen, man!)」と叫んだ。
このGod Save the Queen!という言葉はイギリス国歌のタイトルで、日本では「女王陛下万歳!」と訳されているが、「神よ、女王陛下を守り給え!」=「女……
6月14日、訪中していたパレスチナのアッバス議長が習近平と会談した。3月10日のサウジ・イランの和解仲介以来、中国を中心に中東和解外交の雪崩現象が続いている。習近平は米一極支配から多極化による世界新秩序構築を狙っているが、視野の一つにパレスチナとイスラエルの和解がある。可能なのか。習近平の動きとアメリカとイスラエルの間に生じた亀裂を考察する。
◆パレスチナのアッバス議長と習近平国家主席の会談
……
6月4日、「人民日報」が報道した習近平の琉球に関する発言をめぐり、日本では中国が沖縄を略奪するつもりなので警戒しろという主張までがあるが、ピントがずれている。中国の場合は、決定的事実認識の欠如がある。
◆習近平は「琉球」に関して何と言ったのか?
6月4日、中国共産党機関紙の「人民日報」が第一面で以下のような報道をした。その一部を図表1に示す。
図表1:6月4日の「人民日報」第一面
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台湾の最大野党である中国国民党(KMT:Kuomintang、以下「国民党」)は5月17日、2024年行われる総統選挙の候補者として最終的に新北市の侯友宜(こう・ゆうぎ)市長を指名した。もう一つの野党、台湾民衆党(TPP:Taiwan People's Party、以下「民衆党」)は5月20日、柯文哲(か・ぶんてつ)主席も総統選に参戦する旨を発表した。与党の民主進歩党(DPP:Democratic……
5月30日、アメリカは「宇宙外交戦略」を公表し、中国への対抗を鮮明にした。その中国が宇宙開発ハイテク化のために腐敗撲滅をしていたのを、日本は国益を考えず、権力闘争として嘲笑った。その罪は重い。
◆アメリカが中露対抗のための「宇宙外交戦略」を発表
5月30日、ワシントンタイムズはState Dept.: Space diplomats to counter China, Russia with ……
中国のユーラシア問題担当特別代表の李輝大使は「和平協議推進」のため、ロシアによる侵攻後初めてウクライナを訪問する。5月15日からの外遊中、同特別代表はポーランド、フランス、ドイツ、ロシアも訪れる予定だ。
ウクライナにおける軍事衝突をめぐり、中国がその存在感の高まりを誇示するの一連の試みの中で、これは最新の動きの1つとなる。ロシアによるウクライナ侵攻開始以降で初となる、習近平国家主席とウォロディミ……
NHKではロシアのミシュスチン首相の訪中はG7における激しい対中露非難に追い詰められ、それに対抗した結果だと解説し、日本全国をミスリードした。実際は、習近平のモスクワ訪問時に訪中が決まっていた。
この構造を見逃すと、習近平がいま何を狙っているかが全く見えてこない。
◆ミシュスチン首相の訪中は、3月21日に習近平との会談で約束されていた
ミシュスチン首相の訪中を受け、NHKは「中国問題専門家」……
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