はじめに:上海協力機構
上海協力機構(SCO)は、1996年結成の「上海ファイブ」を母体とし、中国とロシア、旧ソビエト連邦の中央アジア諸国(カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)を加盟国として2001年に発足した。当初は国境紛争などの解決を主たる目的としていたが、地域の友好促進や加盟国間の貿易の活発化と安全保障協力の強化を目的としたプラットフォームへと進化した。その発足は、中国が……
フィリピンと日本は7月8日、防衛・安全保障に関する重要な協定に署名をした。この協定により、お互いの領土に軍隊を配備できるようになる。中国が強引な姿勢を強めていることを受けて、米国と長年にわたり同盟関係にある両国は防衛関係を深めてきた。この「円滑化協定(RAA)」の署名には、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領も立ち会った。
昨年11月から交渉が行われてきた同協定は、訓練などの目……
On July 8, the Philippines and Japan signed a critical defense agreement that will allow the deployment of troops on each other's territories. Faced with an increasingly assertive China, the Philippin……
Introduction: The Shanghai Cooperation Organization
The Shanghai Cooperation Organization (SCO), established in 2001, emerged from the foundational "Shanghai Five" mechanism formed in 1996, comprisin……
中国共産党は2024年6月21日、台湾独立派を特定し、処罰の対象となる活動の種類を明記する「台湾独立派の処罰に関する指針」を発表した。この文書からは、台湾の独立に向けた動きに対する中国共産党の強硬な姿勢だけでなく、台湾海峡問題に関するその戦略的意図も読み取ることができる。本稿では、この指針の内容や背景、両岸関係に与える影響を詳しく分析する。
主な内容と処罰
この22の指針では、処罰の対象となる……
On June 21, representatives from Taiwan and the United States held a "Working-Level Meeting on International Organization Issues" in Taipei to discuss how to assist Taiwan in participating in the Unit……
2024年の海峡フォーラムでは、中国が新しい台湾優遇措置を発表せず失望が広がった。国民党(KMT)の連勝文副主席は、「両岸間の状況は現在悪化しており、かかる措置が示されなかったことは自然の流れである。しかし、今年の台湾の選挙結果から、国民の少なくとも60%が台湾現指導部の独立派寄りの立場や施策を支持していないことは明らかである。ほとんどの台湾人は、中国の同胞との平和な共存を望んでいる。政治的な違い……
中国によるECFA製品の関税引き下げ措置停止の決定は、台湾の経済全体に波及効果を及ぼし、主要産業に多大な影響を与えている。台湾には戦略的対応が求められる。
中国は2024年5月31日、紡績や機械など134品目について、6月15日から第二弾の関税引き下げ措置を停止すると発表した。これは、石油化学製品12品目を対象とした2023年12月の第一弾に続く措置となる。これで、「アーリーハーベスト(早期関税……
On June 21, 2024, the Chinese Communist Party (CCP) issued the "Several Opinions on Disciplining Taiwan Independence Separatists," clearly identifying Taiwan independence activists and specifying the ……
中国共産党中央委員会第3回全体会議(3中全会)はこれまで、経済・政策方針の大々的な転換を打ち出す中国現代史の転機の場となってきた。1978年の鄧小平氏による画期的な改革から、2013年の習近平氏による野心的なアジェンダまで、どの会議も同国の発展の軌跡に消えることのない痕跡を残している。7月初旬に予定されている3中全会の開催を間近に控えるなか、中国は今後の方向性を決める多くの複雑な課題とチャンスに直……
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